和尚さんは、そう言いますけど
ビールがおいしい日がやってきました。
10年ほど前だったでしょうか、売り上げ万年1位のキリンビールを、アサヒビールがとうとう抜いて話題になった時がありました。お互いの定位置が変わったので、けっこう、盛り上がりました。
同時に「なぜ逆転できたのか?」と、アサヒビールの経営も話題になったのです。その時、僕は初めてコンピテンシーという言葉を知りました。
competency、食べたことないでしょ?わかりませんよね?
行動特性・思考特性とかに訳されます。つまり、社員の特性を調べてチームづくりをして、営業にあたらせる。もともとは、アメリカの心理学者が発見した理論を、人材活用に応用したものといわれています。
そして、この10年ほどの間に、コンピテンシーはコンピュータ診断で簡単にできる「テスト」として、会社だけでなく、大学でも盛んに実施されています。
6つの指標があり、指標は2種類に大別されます。
1種類は「活かす主体」で、もう1種類は「活かす方向」です。
活かす主体には、「自分を活かすチカラ」「他人を活かすチカラ」の2つ。
活かす方向には、4つあって「きちんとやるチカラ」「要望に応えるチカラ」「新しい価値を作るチカラ」「何かを変えるチカラ」。
6つの指標を6角形にポイントするので、突出したりへこんだりしている自分のチカラを、グラフィックに理解できるというもの。
やってみると誰でもわかりますが、正6角形になる人はあまりいません。たいがい、ゆがんでいる。
そこで、チーム作りをする時に、同一性向の人を集めないで、5人とか10人集まって正6角形になるようにする。「ムキムキ根性」だけの人を集めた精鋭部隊が営業トップになるということではなかったのです。
チームワークをやる理由が、きれいに説明されていて納得できました。あらゆるチームは「コンピテンシーが集まっている」と解釈できるようになったのです。
と、言いたいところですが、目標を大中小のどれにしたらいいのか、見定められないでいます。
そろそろ、学校も後半。卒業のためのチーム運営は、前半を繰り返して意味ないですしね。けっこうむずかしいですね。