2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

DIYアドバイザーが僕の先生

僕の中学校は、上野と鴬谷の中間にある寛永寺の隣にありました。その時代のクラスメートだった織田君。彼のお父さんは東宝撮影所で働いてました。「日本誕生」という映画が大ヒットして、教室で話題にすると「なんなら、撮影所に連れてってやろうか?」と言…

月影で走ったり泳いだり

陸上競技に関心がない人の迷惑をかえりみず、本日も世界陸上の話題からです。女子棒高跳びのイシンバエワ、4m65で銅メダルにも届かず。もっとも、彼女は金以外は似合わないので、無いほうがいいです。同じフィールド競技でも、投擲系と跳躍系では、選手の体…

親子二代かかった金メダル

世界陸上、ハンマー投げの室伏選手、金メダルおめでとうございます。3と5投目に81.24mと同記録。いつも客席から見守るお父さん、表情を変えない人が思わずガッツポーズ。いつもなら、ビデオをセットして息子の映像を残す人なのですが、ビッグ大会はTV…

来年の五輪に、準備完了

TVの地デジ化は、何月何日に実施されたんでしたっけね? 過ぎたことは、どんどん忘れます。当日、用事で家電量販店に出向いたら、店頭は怒号に近い声で店員は商品説明をし、お客は説明を求めてました。その時「今日が最終日なのか」と知りました。そんなに慌…

もう一つの染五郎兄さん

10年ほど前から、全国の文系大学は所在地にちなんだ地域学を始めています。渋谷にある国学院大学は、現在も「渋谷学」を続けています。たぶん、創立周年記念事業としてスタートしたのでしょう。 とにかく、僕はそれの第1期目に参加したのです。渋谷の過去…

往還する暮らしを始めました

カントリー・ライフこと始めの今夏。素地は、イギリス作家のフレデリック・フォーサイスでした。「ジャッカルの日」とか「戦争の犬たち」で親しまれている彼。軍人・通信社の特派員を経て小説家になり、ベストセラーを連発して後、突然田舎に引退。東京しか…

第4回写真展は「東西南北」

8月8日に続き、第4回目の写真展開催です。今回は、清里の東西南北。僕はこんな風景に囲まれて生活してました。まず、西の牧場。動物も人間と同じく、外傷だけでなくストレスもかかえることを牧場で知りました。そのための「病院」があります。サナトリウ…

たぶん、天国はこんなとこ

清里のタクシーの運転手さんが言ってました。「東京に帰る人は、だいたい午後3時頃に出発します」。僕が帰るバスも3時過ぎに発車するので、それまでゆっくりできる。早朝、近所を散歩して、白樺の木片を見つける。手頃な長さと太さのを5〜6本入手。次に…

休暇でなく、山里生活へ

引き続き、本日も歩く。曇りですが、晴れ間も見えます。清里は、甲府市の5度低温を目安にすればいいと現地の人に聞きました。けれど、テレビがないので天気予報は見られません。久々の雨なしで、戸外に出る。「物を集める人々」という本を読んだことがあり…

一人トントン工作人に会う

19日からの雨が4日間降り続けです。東京はどうですか? 一足早く、夏が終わった印象です。通院している「清里歯科」の奥さんによれば、「例年どおりで、また、9月にちょっと暑くなる」のだそうです。9月23日が、お彼岸・秋分の日。「暑さ寒さも彼岸ま…

森で聴いた、薩摩琵琶

一度気に入ると、その関連を好きになるのは誰でも同じでしょう。今回は「耳無し芳一」の話。たぶん、小学生時代に初めて読んで、それからまず、怪談や小泉八雲が好きになりました。次に昔話や瀬戸内海が好きになり、そして小林正樹監督や平家物語へと続く。…

清里・小学生レベル工作員

清里で初めての雨。僕なんか、工事現場で着るアノラック持ってるもんねぇ。森の作業員は傘なんてシロウト臭いものは持ちません。こういう時は晴耕雨読ならぬ、晴耕雨作。簡単な道具で工作しようと待ち構えてました。先ずは空き缶。 これまで、度々「萠木の村…

建築だけじゃないアーキテクト

歯痛のため、17日のブログに書いた子猫のいる「清里歯科」に再診に向かう。数日、水と牛乳しか飲んでないので、チカラが入りません。だらだら歩いて到着すると、歯医者さんが、赤とオレンジのお兄さんと木立を見上げて何やら相談中。医院自身は、東西南北…

マイ・ファースト・農家遊び

突然ですが、マーロン・ブランドの映画「ゴッド・ファーザー」はご覧になりましたか? もはや古典の域に達した名作です。好きなシーンを2つだけ挙げろといわれれば、冒頭の結婚式のシーンと、ドン・コルレオーネが家庭菜園で倒れるシーン。孫と追いかけっこ…

カリカリ、ピチャピチャのレモンちゃん

「羊の歯医者さん?」と彼女。「そうそう、助手はオウムで、いつも羊の肩に載ってる」と僕。「ということは、健康保険の手続きなんかもやる受付は、羊の奥さんで、これがポニーでしょう?」「出入りの歯科技工士はフクロウなんだ。いつも徹夜で入れ歯の噛み…

夜の楽しみは花火と怪談

短い夏休みを終えて、息子たちは帰京しました。昨夜はネグラの前で花火大会。東京じゃ、お気軽に花火ができません。我が家は2代続いての花火好きですから、ここぞとばかり着火に忙しい。「もっと派手なヤツないの?」と、率先してさがしている自分。いった…

敗戦記念日は宇宙に触れる

息子たちと家族が清里にクルマで来たので、駅の北側を回ることができました。なにしろ、僕の清里生活はどこへ行くのも徒歩。バスもありますが、本数は少ない。急ぐ用事はないので不便は感じません。ですが、歩いて1時間の距離を、ものの5分で行けますから…

景観がそっくり、ミュージアム

お盆休みで、昨日から僕の長男坊・次男坊が家族を連れて清里来訪。「涼しい、涼しい」を連発してました。蚊取り線香をつけて、存分に木陰で寝そべり、まどろんでちょうだい。食べることが楽しい清里。それじゃぁ、ご当地をいろいろ案内しましょう。というこ…

そぞろ歩きしたら薪の風景

東京は暑いと友達から連絡ありました。清里も日中は結構暑いです。けど朝夜は涼しい。寒暖の差があることで、おいしい野菜が作れる。なんて、さっそく現地の人の受け売りです。現地の人ばかりではありません。近年よく聞くことですが、週末農業を実践してい…

愛書家の本棚から子守唄へ

何にもしない夏休みって、かつては考えられませんでした。古本購入に邁進していた15年間ほどは、夏ともなれば、全国の古書展会場や古書店を回ってました。その土地、その土地で買い込んでは、その都度宅急便で東京に発送していたのです。数年後、気に入っ…

モロコシにジャンプするネコ

引き続き、何にもしない清里の夏休み。ネグラの隣は「有機JAS認定農場」です。前回滞在でも、おばあちゃん・奥さんと知り合いになってました。今回は、作業場訪問。キュウリを出荷する前の小袋封入を見学。曲がったものは、商品にならないのでハネる。そこに…

何にもしないでハエたたき

何にもしないことを目指す休息、清里の夏休み。僕のネグラの回りは木立と畑と牧場。ですから、虫が部屋に入ってきます。ハエとアリとハチと、名前のわからない虫たち。なぜか蚊は、いない。第1期夏休みに、段ボールで手作りしたハエたたきが大活躍。パ〜ン…

先生に言いつけられる前に

7月29日で中断していた夏休みを再開しました。かねてより、長期休暇をとるヨーロッパ人の真似をしたかったのです。今年は、おどおどしながら実行という段階。「1ヶ月も2ヶ月も、よく休めるものだなぁ」というのは、彼らの国情のこと。よく耳にするでし…

第3回個展、熱帯写真です

このブログで、第1回写真の個展をやったのが7月4日。教室に参加して、野菜をスタジオ撮影しました。7月22日は、下町散歩して第2回個展。写真教室は、月1回開催されていて、8月7日が2回目。「夢の島 熱帯植物園」で実施されました。いや、暑かった…

長男坊と、芝生でジャズ

7月11日に、ページビューが7777回とラッキーな数字となり、「次回は12345回を目指そう」と楽しみにしてました。ちょっとした用事で外出し、その瞬間を眼で見たかったのですが、逃しました。残念。中国の列車事故で、被害者の家族が書いたブログ…

あの日が来れば思い出す

8月6日は、広島に原爆が落ちた日。何回も広島を訪問してますが、最初は学生時代でした。6日の午前3時頃で、平和公園は真っ暗。「今日の朝、式典が行われるんだなぁ」と、静かに興奮していたのを思い出します。どうして午前3時だったか? ヒッチハイクで…

一回り小さくなった米朝さん

日本のスポーツ報道は、ほぼ、プロ野球報道でしょ? 日本人に、圧倒的人気の野球。残念ながら、僕はあまり関心がないので、TVも新聞も目が行きません。ですが今回、プロ野球ファンが、試合翌日の朝刊を食い入るように読む心境が、初めてわかりました。反芻す…

普通じゃない家族が、普通?

NHKの「ファミリーストーリー」という番組は、連続してやっているものなのでしょうか? いい番組ですねぇ。僕が見たのは、浅野忠信さんの巻。こういう言い方をすると本人には失礼ですが、「ミニシアター映画のご常連」。僕は、結果としてミニシアターで上映…

歩け、歩こう、歩いたら

僕は台東区・根岸の育ちなので、ゆかりの幸田露伴が好きです。ですが、文京区ゆかりとなると、数でかないませんから、思春期に「あっちのほうが、文化度高そう」と決定づけられました。樋口一葉、森鴎外、谷崎潤一郎、二葉亭四迷、坂口安吾、尾崎士郎、竹久…

色男は「遊ぶ金が欲しい」のだ

予定が苦手ですから、映画も上映時間は調べません。おかげで、思わぬ人と出会いもある。切符を買って、上映時間まで待つこと約2時間。窓口でもたもたしていると、おばあちゃんが声を掛けてきました。「見ましたけど、いいですよぉ」。訊けば彼女は、この秋…