2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

訳も挿画もデザインも一新「アリス」

青春まっさかりの草間彌生さん。ますます燃えてる。「不思議の国のアリス with artwork by 草間彌生」グラフィック社刊。原作は、もちろんルイス・キャロル。100カ国以上に訳されている名作。日本人に限っても、何人が翻訳に挑戦したかわからない。子ども…

28日に、国体の開会式がある

田園都市線・桜新町駅は、日体大生のメッカです。ありとあらゆるスポーツを勉強してる。30kg台の新体操から、100kg台の相撲・柔道選手もいるだろう。バッグにもジャージーにも、NSSUと入っているからすぐわかる。駅からバスで5つぐらい進むと、日体大…

落ち葉は、命が枯れるのではない

秋分の日を過ぎて、とうとう昼夜逆転が始まる。寂しい。昼が長いほうがいい。全9人の内、3連休で3人が欠席した園芸ボランティア活動。中日の22日は、快晴で絶好の園芸日和だった。「10月中旬に咲くのが、秋の花です」。そのため、9月にやる作業は3…

第二楽章で、ベートーベン観変わる

ベトナムと外交関係ができて40年。時に、1973年9月21日。調べました、ベトナム戦争終結のこと。73年は1月にパリ協定が締結され、米軍は3月に撤兵完了。けれども、サイゴン陥落や、ホーチミン市への改名は75年だった。その間は、ベトナム人同…

マ元帥の天皇「独占」にいらつく英国

これが女王陛下のエンブレム。普通あるのは、せいぜい幅が5cm程度のワッペンでしょう。ピンズなら、幅1cmだし。英国大使館の正面玄関に付けられたものは1mを超える。それに、わざわざ接近して見ることも普段ないでしょう。ライオンもユニコーンも、マヌケ…

僕のスポーツ・グラフィック9月号

この夏は、世界水泳、世界陸上、世界柔道と忙しかった。20日から、世界レスリングがブタペストで始まった。テレビ中継、女子の部。※男子部はメダルが穫れないから、中継しないのだろうか?20歳の登坂、48kg級で金。幸先よし。55kg級吉田、すべての試…

今は昔って、昔が今でもあるんだな

三国志は、クリエイターをそそのかす。コピー系でも、ビジュアル系でも。僕は、そもそも国取り物語というのが苦手なんだ。市場シェアの攻防とか社員管理術が、史実物語に擬して語られることに辟易する。「あんた、いつから信長になったの?」ってな調子。読…

車谷長吉文学は「クローズアップ現代」

車谷長吉さんを2冊続けて読む。「漂流物」新潮文庫と、「銭金(ぜにかね)について」朝日新聞社刊。あまりに「鹽壺の匙(しおつぼのさじ)」が高名だから、これで直木賞を受賞したものと思ってた。これは、三島由紀夫賞受賞。直木賞は「赤目四十八瀧心中未…

鉄は、とうの昔からリサイクルしてた

長崎の軍艦島が世界遺産に立候補した。ツアーがあって、上陸もできる。ということは、映画のロケなんかにも使われるんだろう。 現状を写真で見ると、重機で壊したとしか思えない荒廃ぶり。かつての石炭採掘場。地下坑道には入れないのだろうか? エネルギー…

おいゼニガタの、ごちそう全部食べろ

岩礁に乗り上げて休憩中のアザラシの群れをモノクロ写真で見ると、どこにいるのかわからない。岩肌にアザラシの皮膚が溶け込んでる。「何頭あるかな?」クイズ写真。ゴツゴツした岩に、唯一、頭の湾曲だけがアザラシとわかる手がかり。・かつて、北海道には…

工作人のお手本のような2人

これ、カメレオン。廃材アートは数々見てきたけど、これほど完成度があるのはめずらしい。作品のとなりにプライスカードがあった。赤いシールで売約済みがほとんど。そうだろうな。愛嬌があるから、インテリアになる。富田菜摘(なつみ)さんの「小さな森」…

ロッカーには、無駄な物は一つもない

NHK「ドキュメント72時間」で、大阪・西成のロッカー店が出てた。全国区の呼び名でいえば釜ヶ崎。学生時代の貧乏旅行で数日間、ベッドハウスに寝泊まりした。回りはオヤジばかりだったが、怖さはない。当方若いから、相手にされなかったんだろう。自分がオ…

音から聴く、バスク・ノンフィクション

9月11日渋谷、13日名古屋、14日金沢、15日新潟が彼女らの初来日ツアー日程。ZULOAKスーロアック。スペインはバスク地方出身のガールズバンド。「世界の音楽は、ほとんど英語で歌われます」と、バスク音楽のプロデューサー、フェルミン・ムグルサが…

住み開きとは、うまいネーミングだ

表参道の交差点を走る国道246。散歩の場合は、表通りではなく、裏道がいい。裏道だから、名前は不明。歩いていると、しもた屋ふうの民家があった。背の高いすすきと木戸。のぞくと、坪庭が広がる。家屋の廊下があって、靴のまま上がれるようになってる。…

だまし絵から不可能モーションへ

真面目なノーベル賞に対抗して、真面目にお笑いを追求する研究にも光をあてようというのがイグ・ノーベル賞。日本は7年連続受賞で、しかも今年は「医学賞」と「化学賞」とダブルでめでたい。「医学賞」は、帝京大の新見准教授。実験マウスに心臓移植後、オ…

笑顔っていい、笑顔は大事だ

再び、都立小山台高校の運動会。プログラムをもらって、見始めたのは半分過ぎの騎馬戦からだった。3年生男子全員出場。僕のころは、殴る蹴るあたりまえ。それがいつしか、頭に付けた風船を割るようなハンパな騎馬戦になった。今回はリバイバルして、敵を崩…

五輪の一足先に高校生運動会

挨拶がわりに「7年後は、何歳ですか?」が決まり文句になってる。東京五輪2020年までを、これほどリアルに実感させることはない。ひとつは、1964年経験組。選手や競技場で観戦した人々。「まだ、生きてるかなぁ」から「もう一度見られる幸せ」まで…

アミーゴ、ブエノス・アイレス

やった、東京が2020年五輪に決定。IOC総会で、開催都市が決定した瞬間だけは今までに見てきた。今回のように立候補した都市のプレゼンテーションをすべて中継したことは、過去に無かったでしょう。もう、日付が8日になってから放送全局が中継する事態。…

卒業試験に応援歌を書いた奥村さん

今でもあります、「喫茶らんぶる」「珈琲王城」。スタバやタリーズの客筋とは違う。懐かしい、と思って入る客。こっちのほうが落ち着く、という客。スタバに飽きて、レアものウォッチャーの客。1960〜70年代の喫茶店の主流が、この手。中学校の同級生…

五輪の東京開催、今度はいけるじゃない

アルゼンチンの五輪総会で、2020年の開催都市が決まるのは8日でしたっけ? ロゲ会長から新会長も選任される。レスリングが残れるかどうかも決まる。関係者には胃が痛い日々が、あとちょっと続く。レスリングは、ルールがわかりにくいから存続を検討する…

御嶽から沢井まで、泳ぎたかった

国体が54年振りに東京で開かれるとは、知らなかったなぁ。「第68回国民体育大会 青梅市はカヌー競技を開催します。10月4〜7日」の垂れ幕が多摩川に下がる。今、練習してるのは選手だろうか? どれくらいの距離を漕ぐんだろうか?渓流の中央を流れる…

ここが秩父多摩甲斐国立公園だった

瑞穂農芸高校は、麓にある。正確には、山の斜面もキャンパスで、放牧地やラズベリー栽培地になっている。「裏山は、お伊勢山遊歩道があります」と、小堀校長先生が言ったから回ってみる。このあたり、東に歩けば埼玉県入間市・狭山湖・ユネスコ村・西武球場…

単線の八高線で、埼玉県境まで

農業系の都立高校が9つもあるというと、たいがいの人は驚く。僕が通っているのは、世田谷の園芸高校。杉並にある農芸高校。葛飾にあるのが農産高校。府中にあるは農業高校。ネーミングの微妙な差は何でしょう。園芸高校の校長先生の紹介で訪ねたのは、奥多…

未来の農業は、女子が主役だろう

7月13日に終わった、園芸高校バラ園ボランティア活動。8月24日に後期が始まる。まだ、充分むし暑かった。夏の除草は苦行だ。その前に、高橋先生から夏休みの報告。「農業クラブの活動をやってました」。Future Farmer's of Americaなる団体がある。最…

金魚は踊り、9月1日は避難する

いつまでも、あると思うな親と金。イベントもね、いつまでもやってると思うな。屋外プールも8月かっきりで終わらない。9月1週くらいまではやってる。夏休み対応イベントの目玉といえば金魚。「池袋サンシャイン水族館」で、金魚と金魚アートのコラボレー…

8日は宮崎駿監督の花道になるか

宮崎駿監督が引退表明。最後の長編作が、最初に見たアニメということになる。それも「音だっち」ツネツネに誘われたものだから、積極的ではない。ダメな理由は絵です。ノスタルジーを感じず、ただただ、日本が貧乏だった時代を思い出させてファンタジーに感…

ここではないどこか、には刺激される

神津島、新島、式根島で1ヶ月過ごした「迷子だっち」と会う。彼女は、去年も一昨年も伊豆七島で過ごしていた。できた友だち多数。だから、泊まるところに困らない。「何やってたの?」「お土産屋の手伝い」。ソフトクリーム作りに、コツがある。外気温が高…

見落としを説く山口晃さんのヘン

三軒茶屋駅から、住宅街を大きく回って池尻大橋駅に向かう途中にあるのが、世田谷公園。よく、野菜バザーのようなイベントが開かれる。「勝手に、人形通りって呼んでるの」と、「迷子だっち」が言う。彼女の地元なんだ。「花笠踊り」と書かれた木の人形が並…

ハラスメントじゃなく、マジでやる

新装歌舞伎座は4月に開業したんだね。9月で、すでに半年。大盛況らしい。有名な場を次々に出すから、誘われて「この場面なのか」とファンになっていく可能性大。Eテレでこけら落としの「弁天娘女男白浪(べんてんむすめ めおのしらなみ)」を見る。白浪も…

毎夏通う、なおこ皮膚科クリニック

「坐ってなさい!」「あっかんべーだ!」。平成の幼児も、母親と同じフレーズで悪態をつくんだ。久しぶりに聞いた「あっかんべー」。なおこ皮膚科クリニックの待合室。なおこ先生は、僕の友だち。同じく女友だちの古書・日月堂の店主、佐藤真砂さんとうり二…