28日に、国体の開会式がある
ありとあらゆるスポーツを勉強してる。30kg台の新体操から、100kg台の相撲・柔道選手もいるだろう。バッグにもジャージーにも、NSSUと入っているからすぐわかる。
駅からバスで5つぐらい進むと、日体大がある。
「2020 東京オリンピック パラリンピック開催」。正門の懸垂幕で、開催応援メッセージ。
開催決定から、エコノミストは経済効果を予想している。教育産業はカウントされているのだろうか? 日体大へ進学する高校生も増えるよね。
なんとなくキャンパスから音楽が聴こえてきたので、覗く。
学生たちが、校庭いっぱいに広がって、なにやらマスゲームの練習中。
「今度の国体で、開会式に出場するんです」。先々週あたり、スペインでやった水泳世界選手権でメダルを穫ったメンバーが辰巳プールでやっていたのは、国体じゃなかったの?
28日に、味の素スタジアムでやるのだという。入場料1000円だという。え、お金とるの?
校庭には、アメリカンフットボールのラインが引いてあった。陸上400mのトラック&フィールド、サッカーのスペースに比べて、アメフトのフィールドは広いのか狭いのか?
「これは、1年生だけです」。
ほぼ1000人が、5つほどのグループに分かれて、アトラクションをやる。「道具を使っているところは当日のお楽しみなので、写真は発表しないでください」と、指導教官に言われる。
教官は忙しい。全体を見るために階段を駆け上がり、フィールドに戻ってグループに指示を出す。
「上を向いて、手は肩から上、他のグループは坐って、紫のTシャツいいよ」。
途中から、ちびっ子たちも団体で出てきた。アナウンスの言葉も聞いたが、今は言えない。
1時間ほど見て、「それでは、1回休憩します」。当日は何分の演技になるのだろうか。もちろん、楽曲付き。
スポーツが音楽と共にある文化が、いつのまにか始まっていた。64年の東京五輪の時には無かったと思う。あったのは、行進曲やファンファーレだけ。
正門の看板で、謎が解けた。NSSUとは、Nippon Sport Science University。日体大なんだから、NTDじゃだめ?
HY。