2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

絶望したら、この三段活用をいかが

最近、調子はどうですか? 絶望してます? 絶望はいいよね。「絶望名人 カフカの人生論」頭木弘樹編訳を読みました。いろいろな名人がいますが、絶望名人とは、うまい見方。慧眼です。世の中だけでなく、身体に、心の弱さに、学校に、仕事に。真実や夢に。食…

捨てた先は、どうなっているの?

ゴミ集めが嵩じて、とうとう港区清掃リサイクル課のごみ減量推進係まで進出してきました。場所は、品川駅から発車するバス「品99品川埠頭循環」に乗って、降りたのは「品川埠頭」停車場。道路を渡れば「港資源センター」です。聴いていたのは、「音だっち…

塩野七生さんの友だち映画

今年は、イタリア統一150周年だそうです。そういえば、ローマ帝国の印象が強過ぎて、「何を今さら『統一』なのか?」と、高校の世界史の授業中に驚きました。加えて、ニーノ・ロータ生誕100周年。これは、イタリア文化会館のチラシから。ゴッド・ファ…

24歳で夭折した一葉さんの美登利

先週はほとんど布団の中で臥せってました。水泳教室も常磐津教室も休んで。けど、意を決して出掛けたところもあります。23日は「一葉記念館」初訪問。20日に「一葉記念館」で、学芸員による展示解説。21日に春日会による小唄ごよみ。22日に「たけく…

粗大ゴミは、脈絡なしの五大ゴミ

上野のアメヤ横丁に行って、探しても無かった魚の木箱を、やっと渋谷で拾いました。昨今は発泡スチロールばかりなので、木箱は貴重。僕のゴミ拾い、1ヶ月間の成果報告。これは中型。あと大型と小型を揃えて、魚箱キャビネットを 作るのが夢です。性格しつこ…

「芝浜」もいいけど「文七元結」も

11月21日に立川談志師匠が亡くなりました。しばらく、ぼぅとしました。TV「情熱大陸」を見て、さらにYou Tubeで再見しました。冒頭、入院中の師匠が「助けりゃいいと思ってやがる」と医者に苦言。大勢の人が、これを字句通り捉えるので「毒舌家」という…

興奮したので、もう一話

今日は11月27日。サッカー五輪最終予選を見ていたら、興奮して眠れずに書いてます。前回のバーレーン戦に続き、これでU-22は3連勝。前戦と同様、大津が得点し、FWの大迫と永井は得点できず。クロスが不安定なのか? クロスを出すよりパスで安全策をと…

ウルトラ・ブルーライト祖師谷商店街

皆様、お久しぶりでございます。お変わりなく?日付を先行させてブログを書いてきましたので、実質10日ぶりほどの更新でしょうか。熱っぽくて臥せってました。現在も、ちょっとヨロヨロ中。ウォークングシューズって、最近、よく広告で見るでしょ? ランニ…

ビゴーで、ご同輩遊びをする

人類は、時刻表や地図やスペックを読むのが楽しめる人か、そうでないかに大別されます。僕は、そうでない人に人生相談はできない派です。同じく年表も。ひたすら、読む。眼球の移動が目的。どれも、たいがい横組の本です。今回、初めて縦組の年表本を読みま…

屏風絵から音を産み出していく

最初に「屏風と音楽」というチラシを見た時、何だろう?と不思議でした。鈴木広志グループコンサートとあります。サックスとフルート鈴木広志。ピアノとアコーディオン大口俊輔。コントラバス東保光。パーカッション小林武文。会場前のロビーに、目もくらむ…

ドイツでも個展をしたディディエさん

このブログのプロフィールにある写真は、アフリカの木彫り人形です。パリの蚤の市で見つけ、他人と思えず、以来30年ほど机の上に滞在中。アフリカはいいよねぇ。見たことはないけど、命の原産地と思える風土が。五輪の開会式でも、アフリカ諸国が登場する…

小股が切れ上がった伊達女を見る

立教大学と岩手医科大学がまとめた報告によれば、1987年から2008年の間に、スズメが6割も減っていたらしいです。ペットショップで売られていないスズメ。道にいても誰からも相手にされないスズメ。僕は、振り袖が似合いそうなスズメが大好きで、減…

ソファに座ってスキャット・ダイアン

昨日の沖縄フェスの話をしたら、早速、「音だっち」ツネツネから楽曲が届きました。沖縄編・追加のニュースです。僕の紹介はシロウト臭くて、彼にとっては「もどかしぃ!」んでしょうね。わかります。・沖縄出身といったらこのアーティストは外せないんじゃ…

沖縄の風にあたりながら聴きたい

この写真は今年の夏真っ盛りに撮りました。清里に逃げる直前、「あぁ、この酷暑、限界だなぁ。玄界灘ぁ」とつぶやきながら撮っていました。地下鉄有楽町線の終点・新木場にある夢の島熱帯植物園の帰りがけ。夏フェスって、昔々、1回だけ富士ロックへ行きま…

無口になりたい時に木挽き

住んでいる世田谷区も、もっぱら田園都市線沿線にしかなじみがありませんでした。北にほぼ並行して走っている小田急線。水泳教室に通うようになって、やっと成城学園付近が身近かになりました。隣は狛江市、多摩川を渡れば神奈川県というディープ東京です。…

不安定から、プラネットマジックへ

15日は、サッカーW杯3次予選の北朝鮮戦が行われます。アウェーなので観戦したいのに、他の遊びがあって見られません。前のタジキスタン戦も見られませんでした。共に残念。前にも増してサッカーが好きになりました。ところが贅沢なもので、ザック・ジャパ…

東新宿漂流のかいがあった

「この曲を、東北の被災者の方々に捧げます。演奏後の拍手は、ご遠慮ください」とアナウンスで始まった丸の内交響楽団の演奏会。プログラムを見る。バーバー「弦楽のためのアダージョ」。鎮魂の曲でした。地上に広がる風景を前に、誰も無口になる。自然災害…

東京にもあった、お代官さま屋敷

水泳教室が、2週間ぶりに再開されました。4泳法をマスターすることを目指してます。クロール、平泳ぎに次いで、ついに背泳に突入。平泳ぎがままならないのに、背泳。「クロールをひっくり返しただけだから、簡単だ」と思っていたら、大違い。クロールの推…

流転する因果者を書かせたら

昨日のブログ写真で、早速「音だっち」ツネツネから指摘あり。・それは、ススキではなく「オギ」ではないですか?頴の先に「のぎ」はありますか、あればススキ。なければオギです。弱いんですよねぇ、植物が身近じゃないから。ついでに弱いのは漢字。「荻オ…

島民化しつつある「迷子だっち」

1ヶ月前に、清里から東京にもどる時、現地でススキを刈りました。ススキって、はかなげな印象がありませんか? 絵でも歌でも。ところが清里にあるススキは、近づいてみると高さ2m50cmほど。しかも暴力的に群生してますから、分け入ると「取り囲まれる」…

物事に、見落としがないように

10月31日で、「第24回東京国際映画祭」で上映された「ガザを飛ぶブタ」を見逃した話をしました。上映1時間前に行っても、すでに切符は売り切れていた悔しい思い。第24回をまとめた講評を読んでいたら「運営に難あり」と出ていて、「そうだ、そうだ…

シュールもバブルも懐かしい

12月7日にサントリーホールで、ヤクブ・フルシャが指揮してドボルザークのスターバト・マーテルの演奏があります。公演の広告を見て、書いてます。誰? どんな曲? 1981年生まれのチェコ人。「スターバト・マーテル」に「悲しみの聖母」と訳があります…

飲まず食わずもあるウォーキング

駅にあるコインロッカーを利用した方は多いでしょう。荷物を取り出そうと鍵を差し込みましたが、回転しない。「壊れてる?」と、駅員さんに尋ねる。「お金入れました?」「もちろん、入れました」「いや、荷物を入れる時じゃなく、今日」「?」「0時を過ぎ…

少年役の名前は、お約束のトト。

11月3日は文化の日で、毎週木曜日の水泳教室も休みでした。前からわかっていたので、前週から2週間、清里に行く予定で準備してました。が、ちょいと用事ができて、結局行けずじまい。じゃぁ、と平泳ぎの復習のため渋谷東健康プラザに向かう。「おや? 入…

文字東久(もじとく)さんの講義

しばらく金曜日は渋谷区の「歌舞伎鑑賞入門と常磐津体験」講座に通います。たぶん、行けない時もあるけど。第2回目のテーマは「三味線鑑賞入門」。講師は、常磐津文字東久(ときわず もじとく)女史。前に、法政大学の田中優子教授から「三味線の音は、女性…

第11回写真展「ついに金属部品」

犬も歩けば棒にあたる。僕が歩けば部品に出会う。歩けば、工作に使えそうなゴミをさがしています。もう、習慣。今までは木材系でしたが、とうとう金属系を見つけました。ロードレース専門自転車屋の脇にあった廃棄部品の山。10月27日に紹介した「スチー…

写真集を贈りたい人がいますか?

映画も、見たいものを随分見逃してきました。本も、とりあえず買ったり借りたりしてますが、圧倒的に読まないもののほうが多い。同じく、写真展も。東京国立近代美術館でやっていた、レオ・ルビンファイン「傷ついた街」を見逃しました。10月23日までで…

定期運行とひと味違う船旅

ウォーターフロントという言葉がはやったのは、20年ほど前でしたっけ? 東京湾岸にニョキニョキと高層マンションが建ったころ。僕はYMCAが主催するクルーズに乗りました。浜離宮から隅田川を上り、両国橋を左折して浅草橋、和泉橋、お茶の水橋、水道橋。そ…

ギエムが、勝ち気な人妻を踊る

10月31日で世界人口が70億人になったニュースは聞きましたか? 国連人口基金では、31日に誕生した赤ちゃん全員を「70億人目」と認定し、東京事務所では希望者に認定証を発行するそうです。こういうの、もらっておくと後々自慢できそうだよね。で、…

思いがけなく、手に入る百両

邦楽のすべては、落語から始まりました。噺家が高座に上がる時に鳴る、出囃子。なんとも、調子がいい。これがないと、場が、水を含んだ綿のようにしんなりとしてしまうでしょう。そして、噺の中に出て来る邦楽の名前。長唄、小唄、端唄、地唄。義太夫、常磐…