2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オリオン座は「巨人の星」です

1年に1度、思い出したように見るプラネタリウム。今回は、コスモプラネタリウム渋谷へ行った。渋谷区文化総合センター大和田の最上階にある。プログラムは、2つ。「2月の星座」と「地球・星のこどもたち」だった。冬の夜空に一段と光る木星。「これはガ…

大戦間に喝采を浴びたワル

「オベラ座の怪人」は、エリックという名前。モーリス・ルブランが書いたのは、怪盗紳士アルセーヌ・ルパン。怪人ジゴマとか、怪盗ロカンボールというのもいた。日本には、怪人二十面相もいる。ごく最近では、ゴーストライターに嘘をばらされた怪人作曲家も…

花を咲かせるために切る

2月17日、雪が残るバラ園で春季剪定をする。2月を「春」というのは、陰暦のなごりなのか。だいたい2月1日〜20日ごろにやるのが春季剪定。8月下旬〜9月上旬にやるのが秋季剪定。剪定の目的は、良い芽を残して栄養を集中させて立派な花を咲かせるた…

専門家が選ぶサッカー本

文学者の名前を冠した賞は、だいたい新作文学に贈られる。数で100分の1くらいが、ノンフィクション賞か。これでも、著名作家の冠賞が多い。そこに登場したのが、「本屋大賞」。製造でなく、流通が考えた賞。画期的だった。と思っていたら、その他にもあ…

後輩から「ノリさん」祝福受ける

朝刊は、朝5時に来る。男子フィギア金メダル放送が終わって、取りに行ったがポストに入ってない。30分後に行ってもない。これほど雪が積もったら、配送なんかできないだろう。これは「夜は、ちゃんと寝ろ」というお告げでもある。五輪が始まって1週間、…

待ちに待った金メダルだ

2月15日は、バラ園で春季剪定の実習予定だった。14日に園芸高校の名前で、日付変更の知らせが届く。封筒で知らせるところが、律儀な高校らしい。メールや電話でないのが、重々しい。ソチ五輪を朝方まで見てるから、積雪過程を見られるのがおもしろい。…

国を背負って励んだ師弟

東京では、毎週どこかでやっている古本市。初めは、書籍を探す。そのうち、「雑誌なんかも売ってるんだ」と気付く。手の汚れも気にならないほど通うころになると、パンフレット・一枚もの・写真・布見本帳・駄おもちゃ・古時計と、骨董市領域に足を踏み入れ…

バレバレに気付いた亭主

僕の古典の入り口は、すべて落語からだ。三遊亭円生師匠の「洒落小町」。噺の中に出てくる歌。・風吹けば 沖(おき)つ白波 たつた山 夜半(よわ)にや きみが ひとり 越(こ)ゆらん風が吹けば、沖に白波が立つ。今夜、あの人は龍田山を一人で越えて行こう…

九州では、オリーブに夢中

年間を通じて世話をしなければいけないのがバラだから、「作業が楽」という記事に目がいった。オリーブの話。地中海沿岸が原産地、というのも旅情だよなぁ。現在、オイルを6万トン以上輸入してる。日本では、瀬戸内海沿岸での栽培が有名だ。そこに、福岡県…

これから本、増え続ける

成毛眞さん。「なるげ」と読んでいたけど、「なるけ」だった。1990年代に日本法人のマイクロソフトの社長をやった。いわゆる日本の大企業社長の愛読書は、申し合わせたように「坂の上の雲」と「何でも見てやろう」とくる。対して「なるけ」さんの場合は…

夜明けは近いよ、あと少し

このNHKの女子アナ、せつなくて。大本命の沙羅ちゃん、まさかの4位。しばし、口を真一文字にして、言葉なし。日本国民1億2千万人の思いが凝縮されてた。落胆。日本唯一の金メダル候補だったからなぁ。悔しい。1本目で、調子が出てない感じがした。女子ア…

書店はファッションになる

初めて降りた井の頭線「池ノ上」駅。シモキタ文化圏のはずれ。「FORT by PORT」は、駅から徒歩3分の小坂ビルの2階にあった。日暮れに訪ねたので、見つけた時はホッとした。小坂ビルの1階はシャッターが降りていた。「以前は、地元向けのマーケットがあっ…

絶対文字感の眼球がある

このブログの書体は、ゴシックです。自由に書体を設定できるのか、統一されているのかは不明。「そういうもんだ」と考えなければ、ひっかからない。おおざっぱに言って、文字のタテヨコの太さが同じならゴシック体。タテがヨコより太ければ明朝体。ここまで…

8位入賞おめでとうフェス

ソチ決勝種目の最初は、スノーボード・スロープスタイルだった。だいたい高校生・大学生の年齢が出場。映像は、スピードがあるので引きで選手を捉える。あれ、足元まで寄ると、たぶん絶壁のようだと思う。突っ込んで、グワ〜ンと空中に跳ね上がり、クリンク…

これから2週間、ソチ遊び

始まった、始まったソチ。ソチとの時差は、5時間だった。2014年の五輪だから、開会式のスタートは現地時間20時14分と、ロシアにあるまじき凝りよう。放送が終わったのは日本時間8日午前4時。3時間のセレモニーをやるとなると、どうしても開催国…

「いいとも」つながりカフェ

島から帰京した女旅ガラス「迷子だっち」に誘われて、奥沢に向かう。彼女の友だちの友だちが、篤史くん。カフェをやってるという。奥沢は、住宅街のシブイ駅。今も変わらない。鉄道沿いに店はあった。10人も入れば満員の店。ONIBUS COFFEE。オニバスとは、…

ホームセンターで買えるのだ

お寿司で、サバやコハダのことを「ひかりもの」という。マグロも皮膚は光ってるのに、中身しか食べないから「ひかりもの」とはいわない。物撮りカメラマンは、表面が反射するものを「テカリもの」という。表面がつや消しの物は意外に少ない。クルマ、電気製…

電気少年、古道具屋を開店

映画「ローマの休日」では、グレゴリー・ペックの新聞記者が正体不明になった女の子を自分のアパートに連れて来るところから始まる。あの、しがないアパートの風情がいい。もしかすると、このオーナーも「ローマの休日」に憧れていたんじゃないか。ボヘミア…

2度と戻れない永代橋

親父の墓は、高輪にある。付近を散歩して、とある寺の案内板を読む。承教寺。町絵師・英一蝶(はなぶさ いっちょう)の墓がある寺。それだけなら、印象に残らない。「島流しされ、後に江戸に戻った」という文章があった。絵描きが島流しされるって、彼は何を…

収集して編集するビデオアート

イギリス現代アートは意外に見る機会が少ないので東京ステーションギャラリーへ。東京駅内部の遺構とおぼしきレンガ壁に囲まれた階段を登る。「プライベート・ユートピア ここだけの場所」展。アメリカ美術に比べてだけど、イギリスものは「だだっ広い」感じ…

500アタマ以上を覚える

ホテルマンが、宿泊客の名前と顔を一致させてる話はよく聞く。それが床屋さんでもあった。「半年前のお客さんの髪型も覚えてますよ」。プロフェッショナルなんだ。僕が通ってる1000円ヘヤカット店主。いつも感心していた。先客がいて、なにげに客との会…

大量生産に証拠があった

皆さんは、気になった新聞記事を切り取ったことがありますか?たいがい、ハサミで切る。水平・垂直に真っすぐに切る。下の方の記事を忠実に切ると、おおむね段々ができる。そりゃ、その記事だけが欲しけりゃ、そのやり方がいいんだ。しかれども、僕はどうし…

接ぎ木の内職をやりたい

園芸高校1月のバラ授業は、2回とも接ぎ木。前回習って、おもしろいから今度は20〜30鉢やってみようとした。「台木の数に限りがあるので、1人3つにしてください」と先生に言われる。それなら、色違いにしよう。前回は、白色のアイスバーグ。今回選ん…

ナイロンツイルっていうんだ

去年冬、ダウンに飽きたので海兵隊のジャケットを古着屋で買った。もう、当方の理解かまわず機能や素材や年式をいろいろ説明する。「ミリタリーウェアの本」文化出版局刊。著者の嶋崎隆一郎さんは文化服装学院を卒業して、無印良品でメンズデザインをやって…

スペイン人の謙虚は、強い

クリスマス・お正月休みが終わって再開されたヨーロッパサッカー。独ブンデスリーガでは、バイエルンMが引き続き勝利した。無敗記録42。快進撃を受け継いでいるのがグアルディオラ監督だ。バイエルンMの前、彼はスペインのバルサを指揮した。その時の成績…

本物の古さは、お洒落だ

20代に1年間、京橋で働いていた。コピーライター修業時代。明治屋ビルをよく訪ね、外国産食料品のパッケージを見てデザインに目覚める。PR誌「嗜好」には、食のインテリジェンスを感じていた。なにより、建物がいい。それが、ブルーシートで覆われていた…

今語る「小津安二郎論」

山田洋次監督の「東京物語」を見る。ものすごく勇気のいる仕事だったと思う。「東京物語」といえば、小津安二郎監督だから。うるさい映画通、映画評論家、映画監督など、いわゆるギョウカイが何と言うか。これを乗り越える勇気。どうしたって比べられるから…

音楽の天才は、言葉の天才?

池内紀さんは、僕のドイツ案内人だ。トーマス・マンの講演で、すっかり人柄にほれた。今回は、国際基督教大学で「旅するモーツアルト」があった。残念ながら、行けなかった。行けないなら、「どんなことを講演したんだろう?」と、自習して想像する。まず、…