電気少年、古道具屋を開店

映画「ローマの休日」では、グレゴリー・ペックの新聞記者が正体不明になった女の子を自分のアパートに連れて来るところから始まる。

あの、しがないアパートの風情がいい。

もしかすると、このオーナーも「ローマの休日」に憧れていたんじゃないか。ボヘミアン住まいの、よるべなさ。

違法建築感あるよね。仮住まい歓迎ふうのつぎはぎ。目黒線武蔵小山・西小山周辺の地図「KOYAMAP」を見たら、「COLLECTION HOUSE」と絵が載ってた。

5階建てのビルで、カフェやバーやギャラリーがある。住む部屋もある。ロマン忘れられない親父の夢。

「KOYAMAP」をくれたのは、「COLLECTION HOUSE」近くで古道具を商っている「Interior Subtonez」店主の松澤晋さん。

これまた、普通の古道具とは違うなと思ったから、長期滞在してしまった。自作の道具・インテリア小物を売っていた。

地球儀のスタンドにぜんまいを取り付けたり、木製機械で電気スタンドを作ったり。

類は友を呼んで、工作親父がアートしたような作品チラシ・パンフレットもレジに並ぶ。

笑いながら「定時の開店時間が、ずれることもあります」と。うれしいでしょ、こういうの。工房で、つい夢中になって、店を開けるのを忘れてたぜ。

在庫の部品に囲まれる幸せ。

かつて、月光町と呼ばれていた「KOYAMAP」界隈。林試の森、立会川緑道、双葉フードセンターもある。

刺激されちゃうなぁ。

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