2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
三省堂の「新明解国語辞典」。言葉の意味を引くと、説明が「なにげに、ぶっとんで」いるので、読んだほうは「えぇ〜」となる。ツッコミたくなる。いじりたくなる。最初に日本全国津々浦々に知らしめたのは、赤瀬川原平さんの「新解さんの謎」文春文庫刊。「…
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。一回聞いたくらいじゃ覚えられましぇ〜ん。3年前に初めて聞いて、「フランス語め! また、やってる」と思いつつ、毎年ゴールデン・ウィークになると駅張りポスターが出るので、なじんだ。クラシックの音楽祭。今年で1…
ドンドン。いよいよ26日から始まった、園芸高校の「バラ園ボランティア」。去年度は、月曜日に高校生と一緒に授業・実技をやった。新年度からは、メンバー数がほぼ倍増した。指導する高橋先生も、倍の手間がかかるだろう。予定表を見ると、夏まではひたす…
IMA CONCEPT STOREイマコンセプトストアが3月にオープンした。写真ギャラリーと、写真集売り場と、カフェがある。恵比寿にある東京都写真美術館と比較すれば、写真遊園地の感あり。美術館には展示に「監視」という、れっきとした職制がある。展示を見るには…
問うたのは、映画監督のジョシュア・オッペンハイマー。問われたのは、かつての虐殺者たち。「あなたがやったことを、もう一度カメラの前でやってみませんか?」と言われて、やるだろうか? 「とんでもない」と断るどころか、彼らは2つ返事でOKした。あの時…
突然ですが、「ほっケース」ご存知でしょうか?3年ほど前だったか、日曜夕方のニュースで見た。この時間帯は暮らしネタが多い。「花が見頃」とか「クマの赤ちゃん誕生」とか。個展紹介でとりあげたのが「ほっケース」。ケースです。鉛筆ケース。ケースだが…
テーブルウェアねぇ。食器とか、あと何だろ?tablewareのwareは、品物。スマホの次に来ると言われているウェアラブル製品のウエアはwear。服と同じで、着用するから。つづりが違うので、たぶん日本人には使い分けできない音声なんだろうと調べたら、発音記号…
篠山紀信さんが撮った、三島由紀夫の「聖セバスチャンの殉教」。手首を頭上に括られ、胴に2本の矢がささる構図。2人には、記念碑になった写真。見た人も忘れられない。このモノクロ写真が、海外で翻訳された三島由紀夫本の装丁に使われていたとは。マレー…
18日も、国際文化会館に行ってた。河瀬直美さんと松岡正剛さんの対談「奈良から世界へ」があった。対談前に、映画「光男の栗」が上映される。奈良・橿原(かしわら)でバスを降りた桃井かおり。一面に広がる農地を眺めて、「いったい、息子の光男はどこに…
「書楼弔堂 破嶢(しょろうとむらいどう はぎょう)」集英社刊。京極夏彦さんは、お化け好き。いきおい、画文古書に親しんで幾星霜。この本は、彼の理想郷を描いたものだろう。書楼とは、本屋のこと。屋号は、弔堂という。もうすでに、ここから薄暗い。時代…
テレビ「夢の扉」で、須藤玲子さんを知る。テキスタイルデザイナーで、作品はメトロポリタン美術館のミュージアムショップで買える。バイヤーが世界の布を検分して、選ばれた品がショップに並ぶ。生地がこんなにアートなんだとは知らなかったよ。番組を見て…
・山のかけすも鳴いていたご存知、春日八郎さんの「別れの一本杉 」。「かけす」とは何か? 昭和30年代に凍結した疑問が、ついに氷解した。脊椎動物門 → 鳥網 → スズメ目 → カラス科 → カケス属に分類されて、カケスGarrulus glandariusとルリカケスG.lidt…
多作の俳人、小林一茶。30代前半から亡くなる65歳まで、約35年間に詠んだ句が2万1200。日割り計算をすると、ほぼ2句の勘定。1日さぼったら、4句つくらねばならない。来る日も来る日も、捲まずたゆまず35年続けた。なにごとぞ。商店街を1つ…
明治大学が、マンガ・アニメ・ゲームの博物館「東京国際マンガミュージアム」を計画してる。目標、200万冊のアーカイブ。その先行施設は、2009年に「米沢嘉博記念図書館」としてオープンしていた。大学図書館が、サブカルを専門で取り組むところが出…
2月から3月にかけて、10日間「文芸フェス」があった。前夜祭からクロージングまで、盛りだくさんのプログラムだった。都内全域の会場で重複開催されたので、「あちらに行ったら、こちらに行けない」日も多々あり。正式な名は「東京国際文芸フェスティバ…
イタリア文化会館は、1年かけて「ピノッキオ 操り人形の物語」を実施してる。東京では3月7日に実施された。今頃は、地方都市を回っているだろう。ピノッキオの話を、朗読とダンスと音楽でやる。語りは、フィナッツェル・フローリさん。本とワインを手に、…
この人、ナルシソ・メディーナさん。コンテンポラリー・ダンサーだ。2月ごろ、ローザンヌで開催されたバレエコンクールで、日本人が1・2・6位になったでしょ? あれは、クラシック・ダンス部門だったのだろうか?セルバンテス文化センターに「ソロダンス…
1年に2回 × 3年で、6回聴いたことになる大田区ハイドン室内管弦楽団。最初は、取りつく島がなくて眠てた。そのうち、1曲くらいは聴けるようになった。慣れとは、よくいう。2年目になったら、全曲を聴く。3年目で、プログラムを読む余裕がでてきた。1…
東京都写真美術館ニュース別冊「nya-eyes ニャイズ」は、ほんとにウレシイおまけだった。ニート却津山(きゃっつやま)春雄と、3匹のネコ関羽(かんう)が、写真美術館をギャグ解剖する漫画。全39部が、1冊にまとまって4月に講談社から出るというのもウ…
この人が、サカイさんだろうか?東京都写真美術館ニュース別冊「nya-eyes ニャイズ」vol.00006と、vol.00029に登場していたサカイさん?vol.00001の創刊号は、2011年だった。経営が行き詰まって、資生堂の福原義春さんが立て直しに乗り込…
本のあとがきを読むと、著者から編集者への謝意がよくある。「すばらしいカバーを仕上げてくれた」と、装丁者へお礼を述べる著者もいる。断じて触れないのが、校正・校閲者への「お世話になりました」。言葉の性質には、感情・心性と論理・物性の2つがある…
頭上から黄色タケコプターが回っている。「おもしろいなぁ」。普段電車のホームでは、整列乗車するために並んだりしない。今回は、ハッキリ見たいから彼女の後ろにつく。藤子F不二雄のイベント帰りなのか、ビニール袋を下げてる。忙しくスマホをいじってた。…
日比谷にあるニッセイ劇場は、「階段の村野藤吾」設計。「これが、それかぁ」。勾玉を組み合わせたような、動線のとりかた。階段を見に来たわけじゃない。わけあって行けなくなったチケットが、巡り巡って我が手に。紅いバラと白いマスクのチラシを見る。「…
花見の季節なので、うららかと思っていたら寒さがぶり返す。皆さま、いかがお過ごしでせうか?・「ごめん、2週間ばかり関西へ取材に行ちゃうの」と、左由留嬢。・「家人と出かけるプランがあり、残念ですが」と、真希雄氏。・「いま、会社と大学教員の2足の…
25歳の友だちがいる。名が松田だから、マッツン。・春です。出会いと別れ。。。旅立ちの季節です。・僕は、約4年半年働いた職場を退職し、福島県郡山市に戻ることを決断致しました!一昨年、ポール・ラッシュ牧場で偶然出会ったマッツン。すごく帽子が似…
3月末から4月第1週にかけて、晴と雨の日が交互に来る。毎年、こんなに不順だっけ?さて、園芸高校から連絡あり。4月下旬から、キャンパス内バラ園で始まる「園芸ボランティア」のこと。世にボランティア保険というのがあるんだ。去年も入った。「今年は…
上野動物園は、東園と西園がある。2つをつなぐのが日本初のモノレール。西園は、かつて水上動物園と呼ばれていた。僕が「少年時代の庭」だった頃。上野駅から入るには南側の弁天門、北側には池之端門。池之端門の北に東大が広がる。「そうか。先生は、ここ…
1週間ほど前に、植物インテリアの店「TRANSHIP」に行った。本職は、建築内装。そこから派生して植物も扱う。今ある部屋にグリーンを取り入れることも、建築士の視点から植物を考えるまでに成熟した。鉢のセンスもある。苔玉を作るとか、月1回イベントもや…
「あっ、『みすず学苑』だ」。3月、電車の中吊りと駅張りポスターは予備校に占拠される。一番引きずるのが、不思議さで「みすず学苑」。何10年にもわたって、ヤマトタケルは定番。鞍馬天狗や童話キャラや昆虫が登場する。宇宙人もいる。したがって、これ…
年度末3月31日が、1週間の働くスタート日って、なんだかめでたい。昨日とうって変わって快晴だし。タモリ「笑っていいとも」最終回を見る。月〜金ということは、ほぼ毎日。どんだけやれば8054回目の放送になるかと思ったら、1982年からだった。…