ぼんやりGWにちょうどいい

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。一回聞いたくらいじゃ覚えられましぇ〜ん。

3年前に初めて聞いて、「フランス語め! また、やってる」と思いつつ、毎年ゴールデン・ウィークになると駅張りポスターが出るので、なじんだ。

クラシックの音楽祭。今年で10年目になってた。

だいたい1時間前後の演奏、値段も2000〜3000円、会場は東京駅周辺。万事、お気軽お手軽だ。

今年のテーマは、「10人の作曲家と祝う10回記念」。

チラシに10人の相関図があった。4世紀にわたる分布。

17世紀  ビバルディ
18世紀  モーツアルト ベートーベン シューベルト
19世紀  ショパン ブラームス チャイコフスキー ドボルザーク
20世紀  ラベル ガーシュイン

誰が誰に影響を与え、憧れ、拒否し、師事し、無視し、認めたか。闇夜の航海には、ごくごく大ざっぱな海図でもありがたい。

サガンの小説に「ブラームスはお好き」ってのがあった。

ブラームスの先生は、シューマン

バッハを研究して自作に取り入れた。ベートベンを尊敬し、シューベルトの楽譜出版に協力した。ドボルザークの才能を認めて、国際舞台へ引き上げた。

しかし、リストとは敵対した。

写真で止まった彼が、動き出すようだ。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの意味は、「日本での熱狂の日」だった。東京以外にも、新潟・琵琶湖・金沢でもやる。

もともとは、大西洋に面した港町・ナントで始まった音楽祭。本家は、今年で20回目。

ベニスと同じように運河が通う水都だった。それを、どんどん暗渠化し、すさんだ街を復興しようと始まった地域のための祭り。

しばし、聴いてみよう。Brahms Symphony No 2 D major