カラー対極の2人を前にして

「あっ、『みすず学苑』だ」。

3月、電車の中吊りと駅張りポスターは予備校に占拠される。

一番引きずるのが、不思議さで「みすず学苑」。何10年にもわたって、ヤマトタケルは定番。鞍馬天狗や童話キャラや昆虫が登場する。宇宙人もいる。

したがって、これらを見ると「みすず学苑」を連想することになる。

設立者は、本名・半田晴久。またの名を深見東州さん。思わずウィキペディアを熟読してしまった。

アントニオ猪木北野武池田大作秋元康笹川良一角川春樹のような人といえば、おわかりいただけるでしょうか?

選挙泡沫候補の親方のよう。

夜にNHK「プロの流儀」で、長井鞠子さんを見る。サイマルに所属し、同時通訳をやってる人。歴代首相の通訳を務める。

ブースの中。話者を直視し、汗だくで、身振り激しく「通訳は、格闘技です」と言う。「準備がすべて」とも言う。

専門用語をおさらいしておくのは、あたりまえ。思いを乗せる言葉を準備するために、日英両語を書き取りして臨む。

福島県浪江町の「ふるさと再生会議」。

ふるさと、普通ならhometown。でも、これでは外国人に思いが伝わらない。彼女が編み出した言葉は、beautiful NAMIE as our homeだった。

「伝える極意」集英社新書刊も出してた。

準備を始める4月が来た。

Evgeny Lebedev World Trio Land Of Sun