これから本、増え続ける
成毛眞さん。「なるげ」と読んでいたけど、「なるけ」だった。
1990年代に日本法人のマイクロソフトの社長をやった。
いわゆる日本の大企業社長の愛読書は、申し合わせたように「坂の上の雲」と「何でも見てやろう」とくる。
対して「なるけ」さんの場合は、守備範囲が広い。外資系に就職する人の資質を垣間みたような気になる。組織人より、個人として生きる価値を優先する。
書評を書き出したのは、辞めてからだろうか。人生の棚卸しのつもりで読んでいるのかも。
「面白い本」岩波新書刊。
100冊のノンフィクションを紹介していた。合計で20万円。これを高いと思うか安いと思うか、とあとがきに書く。
本を読む習慣の無い人には、ばか高。読み慣れている人には、ばか安の費用。
奥付けの著書紹介に「本は10冊同時に読め」があった。僕も同じ習慣がある。1冊だけを30分以上読み続けられないのだ。
彼のひと言アドバイス。
・いわゆるビジネス書らしい顔をしたビジネス書には時間を取られないようにすることだ。ほんとうのビジネス書は、ビジネス書の顔をしていないのである。
最新刊は「ノンフィクションはこれを読め! 2013」だろうか。