島民化しつつある「迷子だっち」
1ヶ月前に、清里から東京にもどる時、現地でススキを刈りました。
ススキって、はかなげな印象がありませんか? 絵でも歌でも。ところが清里にあるススキは、近づいてみると高さ2m50cmほど。しかも暴力的に群生してますから、分け入ると「取り囲まれる」印象。
15本ほど持ち帰り、瓶に入れる。瓶を安定させるために、やかん3個分の水を注入。
1ヶ月経ち、葉は枯れて丸まりました。ところが、天井まで届く茎と穂は変化なし。はかない、というより頑固です。
神津島に滞在中の「迷子だっち」嬢も、1ヶ月ぶりに都心に帰ってきました。
迷子スピリットは健在ながら、現地を盛り上げたい意欲があふれて来たそうです。
女旅ガラスとして「あっしには、関わりのねぇコトでござんす」と言いつつ、自ら巻き込まれていく姿勢。いいですねぇ。
お手軽に、お気楽に元気づけることが、島を活性化する方法と模索しているのですが、これって、すごく難しい。「元気いっぱいに、元気づける」のとは違って、屈折してますから。
映画で言えば、メジャーではなく、僕がよく通うミニシアターで上映される性格のもの。
ぼんやりとか、ヘラヘラとか、ちゃらんぽらんって、企画のコンセプトではよくあります。
「そうだよねぇ、気分だよねぇ」が、「じゃぁ、実現するためには?」とアイデア・フラッシュを出し始めると、ぼんやりしていられなくなる。
ヘラヘラを感じてもらうために、緻密な読みをしなくてはいけない。
地域活性化を担うのは、たいがい「よそ者、若者、バカ者」の3大原則があります。
コンセプトはそれぞれでしょうが、どちら様も、前例の無いことはやりたがらない頑固な現地に根づこうとしているのは確か。「話を聞いてもらうには、仲間にならなければ」と。
ということは、「迷子だっち」も住民票を移して、しばし定住するのでは?
「それから、神津島発信のブログも始めるかも」と語っていた彼女。
通っている温泉、キンメ漁、冬になると激しくなる西風、恥ずかしがり屋の島民の話題と、盛りだくさんになりそうで、おもしろそうだね。
その折、彼女はポートレートを公表するのか、聞き逃がしました。そこで、一足早く皆さんにお知らせしましょう。
苦みばしったMaia Hirasawa。
島通いをする風景は、こんな感じでしょうか?
そして、彼女が夢を見ている風景は、こんな感じかな?
見かけたら、声を掛けてあげてください。