未来の農業は、女子が主役だろう

7月13日に終わった、園芸高校バラ園ボランティア活動。8月24日に後期が始まる。

まだ、充分むし暑かった。夏の除草は苦行だ。その前に、高橋先生から夏休みの報告。

「農業クラブの活動をやってました」。

Future Farmer's of Americaなる団体がある。最強の田舎国アメリカは、農民を目指す若者が研修してる。

日頃の研究成果発表、農民の主張大会、家畜の品評会、鑑定競技、肥料の当てっこゲームなど。大統領と一緒に写真も撮る。

その制度を真似て、日本にもFuture Farmer's of Japanがあるのだ。全国の農業高校生徒が、一同に会する。

皆さんは、自然・農業系の生徒といえば男子が多いと思うでしょ? 圧倒的に女子なんだ。「猫かわいい」「花ステキ」で入学する。これからFuture Farmerは、嫁取りじゃなく婿取りが話題になってくるぞ。

話が終わって、実習は菊とバラの除草。

鎌でやろうとしたら、先生が鍬のようなものを持ち出してきた。金具部が、長方形じゃなく2等辺三角型のもの。これ、腰を曲げないからすごくラク。しかも、棒と金具の重さがあるので、鎌のようにチカラを入れなくておもしろいように除草できる。

メンバー各位、夢中になってやる。

何かに似てるなぁ。思い出した、三沢厚彦さんの彫刻。

彫る前のデッサンを集めたのが「三沢厚彦 動物の絵」青幻舎刊。

5年前に平塚市美術館へ出掛けた。ノミ跡鮮やかに、上から彩色する。カタチがぬいぐるみポーズなんだ。彼の動物彫刻が、草取りをしているカタチ。

わかった。作品は擬人化してるということだったんだよ。キャラに誘われる。

導入部で、ますます女子有利。

ウィルコ・ジョンソン