DIYアドバイザーが僕の先生
僕の中学校は、上野と鴬谷の中間にある寛永寺の隣にありました。その時代のクラスメートだった織田君。彼のお父さんは東宝撮影所で働いてました。
「日本誕生」という映画が大ヒットして、教室で話題にすると「なんなら、撮影所に連れてってやろうか?」と言われ、2人で出掛けました。山手線・鴬谷駅から小田急線・成城駅まで、当時は「地の果て」に行くほど、中学生には遠かった。
敷地が広くて、連なるスタジオが巨大で、食堂ではカレーを食べた思い出。
「日本誕生」で溶岩が流れたシーン。「火山」があまりに小さいのでびっくりしました。戦争映画の海戦や空中戦の撮影で使われた巨大プール。バックの板には南太平洋の空が遠大に描かれてました。たぶん、横100mくらいはあったのでは?
現在も、一般人は立ち入り禁止。関係者でなければ入れないのは変わりません。
しばし、ゲート前でたたずむ。
なぜ、東宝撮影所前に来ているか? 隣のホームセンターで買物をするためです。
清里から東京に帰ってきてから1週間経過。次回、行ったら作りたい物のデザイン・スケッチは日ごとに積み重なって、収拾がつかないのが現状です。
丸太小屋から文具入れまで。実用からホビーまで。
木材も、10cm厚と1mm厚を切るには道具が違う。原木と製材されたものでも違う。使う木ねじも寸法いろいろ。
ニスやペイントも、特性や色を考えなければ。刷毛や溶剤もいる。
手袋もいる、養生テープもいる、長靴もいる。
以上、材木編。金属編やガラス編も考えてますから、道具だけで一財産いるなぁ。
混乱の極み頭で、出掛けた先はどこも「職人御用達店」ですから、店主はまともに応対してくれませんでした。「初めての人には、複雑ですよねぇ」なんてあしらわれて。
デザイン・スケッチは紙と鉛筆があれば描けるけど、実物大の工作を考えると手動の道具では無理なのです。ですが、電動工具を買ったら「あとには引き返せない」思い。
加えて、シロウトの悲しさ。ボルト、ワット、トルクのスペックが理解できないので、どの程度の性能が適正なのか判断できないんです。
あまりに千差万別な電動工具たち。
そこで、初めてホームセンター訪問。ここならDIYアドバイザーが助言してくれると思って。
ところが、さらに混乱しました。品数が多過ぎて。
材木編、金属編、ガラス編の資材、部材、部品、道具がそろっているので、ワゴンを押しながら、頭の中ではデザイン・スケッチがどんどん増える。
助けてくれぇ〜。襲ってくるぅ〜。
体育館のような売り場で冷静に品選びをやるには、たぶん数回訪問しないと無理です。ここが、これから僕の学校になりそうです。
まずは、とりあえず作りたい物を想定して無難な道具だけ買いました。
男ならだれでも夢見る「作業部屋」。壁面に道具が整理して架けられ、何かゴニョゴニョやるための工房。一から勉強するのは、楽しいことではあるけれど、すぐ実現したがる性格を持て余しています。
落ち着こうね。
★今日も送ってくれました「音だっち」ツネツネ。そうだ、頭に巻くタオルも買わないと。
・本日のおすすめ。奥田民生
イージュー★ライダー
http://www.youtube.com/watch?v=jBDJrW2tv4A&feature=related
さすらい
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