来年の五輪に、準備完了

TVの地デジ化は、何月何日に実施されたんでしたっけね? 過ぎたことは、どんどん忘れます。

当日、用事で家電量販店に出向いたら、店頭は怒号に近い声で店員は商品説明をし、お客は説明を求めてました。その時「今日が最終日なのか」と知りました。

そんなに慌てなくてもいいのに。

以来「どうせ我が家のTVは今日から映らない」と1週間ほどほったらかし。「試しに、どんなことになってるの?」とONにしたら、ちゃんと番組が流れているのでビックリ。

それから時は流れて。

今回、別の用事で同じ家電量販店を訪ねたら、立派なサイズのTVが3万円を切る値段で売られていたので衝動買いしました。

パリで開催中の柔道世界選手権を見るためです。

試合は、芥子色の畳と赤の場外畳で行われてます。芥子色がにじむ画面になっているので、買いました。いや、スッキリ。

今までに金メダル5個。ウェイトが上がるにつれて苦しくなっていた日本。新しいTVなら、団体戦で有終の美を飾れるのでは、と期待してました。

残念ながら、男子は銅で女子は銀。両方ともフランスに負ける。口惜しい。来年のロンドン五輪では、競り勝ってほしい。



一方、27日から韓国で始まっている世界陸上

女子マラソン、女子1万m共にケニアがメダル独占。緩急自在にどのようなレース展開も思いのまま、という憎らしいほどの強さ。

男子ハンマー投げの室伏、予選一投目でクリア。女子棒高跳びイシンバエワも予選クリア。決勝が楽しみ。女子100mの福島ファイナルに進んでほしい。

男子1万mベケレ途中棄権、どうした?「皇帝」。

ビッグニュースは、男子100mでボルトのフライング退場。予選、準決勝共に平凡な記録でした。たぶん、本調子ではなかったのでしょう。

決勝スタート「位置について」から、胸で十字を切った後、手にキスをして人差し指を天にかざす時、いつものように顔も天に上げず、なげやりでした。嫌な予感が的中してしまった。うううっ。



柔道は、いろいろな大学チームを取材しているうちに身近になりました。新春稽古初めの畳の冷たさを思い出します。

陸上は高校時代から好きな競技。基本はゲーム性がない、とても地味なスポーツなんです。スタジアムで観てると。

トラックとフィールドで同時に競技が行われるので、自分の席から全競技をつぶさに見ることもできない。視界がロングショットばかりですから、選手の表情がわからない。あらかじめ記録を知ってないと、興奮が半減する。

でも、気に入った選手を追っていると、そこだけに光があたる不思議。

しばらくは、新しい地デジ対応TVで応援します。

それでは、すべてのアスリートに来年のロンドン五輪開会式で流れる「オリンピック讃歌」を捧げます。YouTubeでは1964年の東京大会のがありました。