すでに始まっている将来
このアメブロだけでなく、MIXIにも生徒共用のページが開設されているので、両者はどのような違いがあるのか、ずっと謎で、なんとか自分なりの答えを出したくて、本を探してました。
僕はPC小学生ですが、今までにも、関連の本を読まなかったわけではないのです。
しかし、ショセン活用してないから「ああ、また何か言ってる」程度で、興味のあるメディアの将来の解答は見つけることはできませんでした。
そして見つけた濱野智史・佐々木博著「日本的ソーシャルメディアの未来」。
結論から先に言えば、現在のソーシャルメディアは「答え」ではなく、「きざし」であるということ。でも、解答を得られなくても納得できました。
もちろん僕は、まだアメブロもMIXIも使いこなせてません。ですが、ソサエティ=社会なのか、コミュニティ=共同体なのかという疑問には答えてましたから、納得できたのです。
インターネットのレイヤー構造は、下層がプラットフォームとしての通信層、上層にメールやウェブなどのアプリケーション層があり、それはそのまま、ソサエティとコミュニティに置き換えることができるという説明。
両者不可分だから、僕の謎はあたりまえだったのです。
そしてタイトルにある「日本的」という言葉にも納得できました。対外国で語られる、日本人独特の使い勝手、そこには個人主義対集団主義という文化の違いがあると。
日本の携帯電話は、国内だけで通用するのでガラパゴスとからかわれていました。でも、カレーライスだって、インド人もびっくりするガラパゴスでしょ?輸入はすれど、文化は変わらず。
知らない人に話かけるということ、自分のキャラを複数持つ、MIXI疲れはなぜ起きる、オンラインゲームの社会性と、ソーシャルメディア初心者の僕には、「ああ、また何か言ってる」から「もっと知りたいなぁ」にちょっとですが変わりました。
巻末付録・「ソーシャル」をより深く知るブックガイド を参考にしよう。