横浜、今夜もありがとう

昨日12日は、横浜関内ホールで落語「江島屋怪談」がありました。行けませんでした。桂歌丸師匠。残念。TV「笑点」でおなじみですが、現在、三遊亭円朝師の怪談を演るのは、歌丸さんだけ(だと思う)。

怪談をやらないと、お客さんが「な〜んだ」と落胆するくらい期待されてます。CDも10年前後かけて逐次発売されていて、一枚ごとに、恐怖リアリティが増して来る。

「江島屋怪談」では、イカモノという言葉が出て来ます。死語でしょうか? 「如何物食い」のイカモノ。悪食のこと。偽物の意味もあります。

偽物を売りつけて儲けを得た商人と、偽物を買ったため破滅したおばあさんの噺。げに、恐ろしき人の業。ナマで聴きたかった。



横浜づいてます。そこで、僕がちょっと気になる横浜エンタメ7選。

1 横浜にぎわい座

歌丸師匠が開館に尽力した寄席です。7月15日には柳亭市馬独演会。端正な師匠は、また、ちょっと照れて自慢の喉を聴かせてくれるでしょうか?


2 横浜赤レンガ倉庫2階スペース

7月13日から、20人のアーティストの作品展示。書、絵画、立体造形、写真など。ギャラリートークもあるようです。


3 山手ゲーテ

7月18日に、古我久良良(こが・くらら)さんと、務川慧悟(むかわ・けいご)さんのコンサート。すいません、お名前、読めませんでした。メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」も演奏。

と、来ればアレしかないでしょう。そういえば、ホテルニューグランドで、June brideならぬJuly brideと会いました。とってもうれしい。


4 横浜関内ホール

7月31日は、ムッシュかまやつ泉谷しげるトーク&ライブ。お二人で130歳を超えてなお、このエネルギー! 見習いたいです。


5 横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホール

8月13日から、五大路子さんの一人芝居「横浜ローザ」。僕は中村高寛監督のドキュメンタリー映画ヨコハマメリー」を観て、五大路子さんを知りました。

白塗りの娼婦メリーさんの人生。神々しい。白塗りを落とした最晩年のメリーさんを撮った監督の愛情。


6 神奈川芸術劇場ホール

8月14日から、杉本文楽曾根崎心中」。僕が大阪のお初天神に行った時も夏でした。ブロンズのお初さんは、とっても小さかった。愛おしい。

「この世の名残、夜も名残、死にに行く身をたとふれば、あだしが原の道の霜、一足づつに消えて行く、夢の夢こそあはれなれ」。この、文語の美しさ。


7 横浜人形の家 あかいくつ劇場

9月17日「郷愁のブエノスアイレス」。飯泉昌宏さんのタンゴギターです。彼の演奏を聴いたことはありませんが、タンゴは好きです。ブエノスアイレスに飛んで、下町で「カミニート」を観たいなぁ。

サッカー南米選手権、アルゼンチンやっと勝って、決勝トーナメント進出! ブラジルも気合いを入れてちょうだいね。