ユビキタス、指来たす?

この、しどけない姿の彫刻、どこにあると思います? びっくりするじゃありませんか、国会議事堂の隣・国立国会図書館の中庭です。プレートを見たら、Pause津田裕子作。

粋なこと、やりますねぇ。



TV報道番組の最後に、協力機関の一覧が流れるでしょ? よく出て来る名前がLibrary of Congress。アメリカの議会図書館は「文書・写真・フィルムなど何でもきちんと保存しているんだなぁ」と、いつも感心してました。資料・史料に向ける敬意。

日本の国立国会図書館は、外国のTV局が資料探しにくるほど、系統だてて保存・公開しているのでしょうか? というのが、前から疑問でした。

たぶん、日本ではネットが活用されるようになって、初めてアーカイブという言葉が市民権をもつようになりました。それまでは、ただの「古くさい物」。



本日参加したのは、その国立国会図書館で実施されたデータベースフォーラム。

現在は暫定的で、来年1月から本格稼働するデータベースの便利な使い方を、職員が説明するというので。僕は、史料遊びをやりたいけど、肝心のPC操作がオンチなので、一度聞いておこうと。

第1部 
国立国会図書館サーチを知る・使う

第2部
広がるデジタルアーカイブの世界

第3部
国会の情報や法律を探す・調べる

だいたい20世紀初頭から集めた「近代デジタルライブラリー」は助かるなぁ。古書がPCで読めたり、歴史的音源が聴けるらしいです。

僕達は普通、歴史上の人物を、文字と写真と年表で体験するでしょ? 音源があれば、話し方や呼吸が聴けて、たぶん性格まで想像できる。という楽しみ。

前に犬養毅の声を聴いて、あまりの素っ頓狂な声に、ひっくり返ったことがあります。



本日のフォーラムは2時間。僕は最前席に座って聞きました。隣に座ったおじさんは、終始ご就寝。たまに起き、やおらバッグからペットボトルを出して、水をゴクゴク。再就寝。

そのうち、履いていたトレッキング・シューズを脱ぎだす。寝ながらですから、靴は前方2mの、あらぬ方向へ飛ぶ。この無法者、楽しいねぇ。Pause津田裕子作と、そっくり。



★それでは「音だっち」ツネツネの推薦楽曲です。流刑地ですかぁ。

・本日は、ふくろうず。これからが楽しみなバンドです。
http://www.youtube.com/watch?v=NVvPE4rokos&feature=related