あ、あの時の娘さんたちだ。元気ぃ?

近頃、おもいがけない同窓会、やってます? それも30年前の面々と。

渋谷で寄り合いました。

クリエイティブ事務所創設期、ほぼ同時代に一緒に働いていた仲間3人。陽子ちゃん、広子ちゃん、丘子ちゃんの「三姉妹だっち」。

そろって身長170cm前後ありますから、へたな男なら、ひるみます。そろって酒豪ですから、かないません。

加えて、子供が親の弱点を知っているように容赦ない。

それが、ヘラヘラと、楽しい。

笑いながら、感じてました。人はそれぞれ、自分のバスを運転しているのではないか、と。 

それも高速道路に乗らず、地べたの道を走るような長距離バス。畑あり、峠あり、海岸沿いありの道。そうですねぇ、ベトナムハノイからホーチミンに向かうようなバス。経験ないけど。

停車場で、いろんな人が乗ってくる。降りていく。決意顔もいれば、心配顔もいる。ご陽気なのもいれば、おとなしそうなのもいる。

前方と車内ミラーと、両方見てハンドルを握っている。コーリング・ユーですよ。

ほぼ、同一区間に乗り合わせた3人の娘さんたちは、それぞれスーツケースを持って降りていった。

お達者で。

そして、あの時の娘さんたちに30年ぶりで再会。

面影は変わらない。「そうだったねぇ」と、こればっか。「そう」「そうだよ」「そうだった」。

「あげるね」と言って、もらったのが「テトぐるみ」。テトラポットのぬいぐるみ。いやぁ、おもしろいね、どうも。

あれから、3人はいろいろな風景を見て来たんだ。大波小波がザップンザップン。

手のひらに伝わる「テトぐるみ」の感触は、温かい。これが、明日を迎える素。

それでは、久しぶりの<これからショータイム>

・8月16日 サントリーホール 18:30 ¥8000 ドボルザーク「新世界から」