桂ゆきさんは、ゴッドマザーだな
このポスターのオリジナルは、いつの時代でしょう?
銀座にカフェが流行した時なら、昭和初期。女給さんの時代。今年、生誕100年を迎える彼女は、大正2年生まれ。昭和初期は、20歳代。
抽象画家・桂ゆきさんです。
この時代に、藤田嗣治・東郷青児・古賀春江と親交があったアバンギャルド。親に言わせりゃ、解読不能のお転婆娘。
6月9日まで、東京都現代美術館で開催されていた展覧会のチラシを見たときに、「草間彌生のおばあちゃん格じゃないか?」と驚く。
「余白を生きる」清流出版刊。
43歳から、あしかけ6年。彼女はヨーロッパ・アメリカ・アフリカに住んだ。一番痛快だったのは、アフリカ。
パリで知り合ったフランス人医者。医者はアフリカの病院に勤務し、里帰り中だった。
「私も、アフリカに行きたい」と直訴して、病室の一部屋に居候を決めた。場所は、仏領コンゴの北、ウバンギシャリのバンバリ村。
おとなしくしてません。病院の壁に絵を描くは、猛獣狩りに出掛けるは、もと人食い人種のバンダ族と付き合うは。「流れる黒い川」のような蟻を踏みつけて、たちまち膝まで蟻が這い上がってきた。
ここに、ニュース。
グッチが、ロンドンで女性の教育・健康・公正のためにチャリティコンサートを開いて、4億3千万円の寄付金を集めた。
参加アーティストが、すごい。
マドンナ、ビヨンセ、イギー・アザリア、ジェニファー・ロペス。もう、言いたいことはおわかりですね? なまっちょろい男が触れば火傷するお転婆シスターズの図。