古い日付のブログを読む、金さん

これ、小金井良精先生の写真です。

先生は、明治時代のアイヌの研究家。銅像になっても、アイヌの頭蓋骨をかかえてます。東大医学部で解剖学を教えていました。

この写真をブログに掲載したのは、2012年11月9日。

読者って、ほんとに意外な人が読んでいるなぁと思いました。

・私はテキサスA&M大学歴史学科の准教授をしております金會恩と申します。

なんと、アメリカから。

・来年出版予定の本を書いているんですが、小金井良精像の写真を本に使用することが可能かどうかお尋ねするためにメールしました。

・本のタイトルは、"Doctorsof Empire: Medical and Cultural Encounters between Meiji Japan and
Imperial Germany"  「帝国の医師:日本 -ドイツの医学交流の歴史」です。

いや、僕の好きなことを研究してる人だ。

・明治期のドイツと日本の医学交流。日本に派遣されたドイツ人医師、そしてドイツで医学を勉強した留学生を再解釈する本でございます。

ベルツ博士とか、森鴎外も研究しているのだろうか? それを、日本やドイツではなく、アメリカで研究しているのも、おもしろい。

非営利団体の大学出版社ですから、写真掲載しても経済的な利点はありません。学術的な目的のために出版される書籍ですので。

・できればなるべく使用料なしで写真の使用を許諾していただければ幸いです。

僕のヘタな写真が役立つのであれば、大歓迎です。どうぞ、どうぞ。

金さんという名字からすると、韓国か中国の方でしょう。日本語でメールを書き、アメリカで准教授をやっているということは、彼はトリリンガル

もう、それだけで尊敬しちゃうよなぁ。がんばってください。

エミ・マイヤー