解決策のあるものは、簡単

14日から、オーディトリウム渋谷で映画祭がある。「監督、映画は学べますか」。

現在の映画学生が、現役監督と出会う映画祭。映画は学ぶものなのか? ってストレートな疑問が清々しい。生き方なんじゃないの? 思想なんじゃないの? の裏返し。

技術の先にあることに、すでに目がいってる。

「監督、ホントのところどうなんですか?」というテーマで討論会もやる。手探りであろうが、どんづまりであろうが、卒業してからも、ぜひ続けてほしい。

最近になって、舩橋淳監督を知った。想田和弘監督の後輩。

最新作は「小津安二郎・没後50年 隠された視線」。これはテレビBS放送だから見られない。12月28日に、吉田喜重監督と対談をする。

神保町シアターで全作品を上映してる中に、この映画もこめてほしかった。

最近、早稲田松竹で見たのはレオス・カラックス監督の初期もので「ボーイ・ミーツ・ガール」と「汚れた血」。これに「ポンヌフの恋人」を加えて、青春三部作。

最新作「ホーリー・モータース」まで、一貫して変わらないのは、ヒリヒリさ。どうしようもない展開に、主演のドニ・ラバンはよく走る。叫びのシークエンス。

流れるのは、デビット・ボウイモダン・ラブ