うれしいことがあった玄武

麻雀で、トン・ナン・シャー・ペーと言う。東・南・西・北。

この順番に色も付く。東=青(緑)・南=赤(朱)・西=白・北=黒(玄)。

相撲の土俵上の屋根には、4つのコーナーに方位を表すそれぞれの色房が垂れ下がる。

また、青龍・朱雀・白虎・玄武(げんぶ)は、方角をにらむ守護神なんだ。どれも中国の霊獣。

「芝の語り部養成講座」前期ファイナルは、スタート地点が虎ノ門の芝金刀比羅宮だった。

「銅で作られたこの鳥居は、柱が垂直でなくハの字に立ち『神明造り』と言われてます」と見学者にメンバーが案内を始める。柱にあったのが、青龍・朱雀・白虎・玄武のファンタジー・アニマルら。

写真は、玄武。

キトラ古墳にも描かれている玄武の立体ものを初めて見た。カメとヘビの合体動物。にらんでいる顔なのに、笑っているようにも見えるぞ。

金刀比羅宮から、港区役所まで1.5時間で巡る。メンバー3人、それぞれ4〜5カ所を案内した。

僕が担当したのは、すべて落語・講談ネタ。

「猫定」の舞台は、薮加藤。現在の虎ノ門1丁目18〜20。蕎麦屋の「砂場」あたり。

次は、ご存知「寛永馬術」の愛宕山、恐怖の石段。

3つ目は、オランダ大使館がある芝切り通し。ここは、「時そば」の舞台。

芝神明で「浜野距隋(のりゆき)」、増上寺境内で「首ちょうちん」をやり、「お後がよろしいようで」と解散。

ほんとは、時間を忘れて語りたかった。メンバーの説明にも、一言付け加えたくなる。

青龍・朱雀・白虎・玄武は、落語「百川(ももかわ)」に出てくるのだ。こらえて、こらえて。

★目玉ブラボーズ 枯白さん

♪寄り道DJがゆく Snarky Puppy - What About Me?