ご近所の3大文化圏
カタール クウェート モロッコ オマーン パレスティナ スーダン チュニジア イエメン イラク。
見はるかす、あこがれのアラブ文化圏。
駐日アラブ夫人の会とセルバンテス文化センターが主宰した「セルバンテス・アラブ文化月間」最終日に参加した。
プログラムは映画とコンサートの2つ。
「もうひとりの息子」は、邦画「そして父になる」のあちら版。
骨肉のイスラエルとパレスチナ間で、子供をとり違えて育てた家族の葛藤。
ユダヤ人に育てられたアラブ青年と、アラブ人に育てられたユダヤ青年。お互いに今まで否定していたことを、肯定しなければいけない混乱。絶望の壁。
心に高い壁があっても、2人は「兄弟」としてそれぞれに前途を歩んで行く。あってほしいラストシーンだった。
コンサートは、スハイル・セルヒニのリュートと鈴木未知子さんのカーヌーン演奏。
カーヌーンというアラブ琴を初めて見た。つま弾きを聴いていると、かの地の闇を歩いているようだ。
アラブはユダヤと隣接し、スペインとも指呼の間柄なんだ。