さあ、黄金の翼に乗って
自動車業界最大のイベントF1がオーストラリアで開幕しました。ご当地もニュージーランドも1ヶ月前までは暴風雨と地震で散々な目に会いましたが、開催したんですね。
レーサーと、自動車のエンジニアと、メカニックたちの夢の舞台。
日本のメーカーが撤退してしまったので、注目度は以前ほどではありませんから、思い出話を2題。
富士スピードウェイでトレーニング中の鈴木亜久里さんを訪ねたことがあります。カート少年の面影があるスリムな人、というのが第一印象でした。
昼食時になって、近くのトンカツ屋に出掛けることになって助手席に座る。ドライビングテクニックとはこういうこと、と念入りにわかりました。が、そのスピード、生きた心地がしませんでした。
もう1題は、フランスGPの思い出。スターティンググリットから各車一斉にアクセル全開。時に大音量であたりを包み込むような曲が流れました。スタートの高揚感にあまりにピッタリな曲。
後でわかりました。オペラ「ナブッコ」の、黄金の翼でした。「行け、我が思い。黄金の翼に乗って、そよ風の吹く我がふるさとへ」という歌。
東北の皆さんへ。