貝少年は、39歳でミスター竜宮城に

ホテル業界のコンサルタントの方と話をしたことがあります。彼がクライアントに言う結論は、いつも決まっているそうです。

伝わらないものは、存在しない。  うまいこと言うなあと、感心しました。

「有名」の特長は、他者にすでに伝わっている存在であること。「無名」は伝わっていないから、他者の中に存在しない。

コンテンツも同様に「有名」と「無名」の間を揺れている。本日の授業は、コンテンツが無ければ作ろう、作ったら名の有るものになろう、と。



ところで、米村でんじろうさんのサイエンスショーって、TVで見たことあります? かぶりものの、さかなクンも知っている人が増えて来ました。

最近、山口県萩市の萩博物館で主任研究員をしている堀成夫さんを知りました。

この方も自分の好きなテーマを皆に知ってもらおうと、あらゆる知恵を絞る。堀さんの好きなものは貝類。浦島太郎のストーリーに合わせて深海に潜る展示や、通販で集めたグッズで「ミスター竜宮城」ファッションを仕立て上げ、萩市の人口を上回る入場者を達成したらしいです。

人が見過す「よくわかんないこと、普通のもの」でも、魅せられると、たちまち多角的にアイデアが出て来るんですね。 「無名」のテーマは、常識からはずれてアプローチすると「有名」になるかもしれませんね。

ところで、「ミスター竜宮城」にはどんな曲があれば更に集客が伸びるのでしょうかね?