普段語じゃない「権利」を学ぶ


突然ですが「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」は、読みましたか?

「女子ドラ」は未だに売れてますから、ロングセラーの感あり。ピーター・ドラッカー先生はおじさん達には「経営の神様」と信奉されていますが、これで若者にもファンが増えたことでしょう。

彼の残した至言・金言は数々あります。中でも有名なのが「マーケティングとは顧客の創造である」。当たり前でしょ? 当たり前は言わない、というのが暗黙のルールで僕達は暮らしてますが、神様は当たり前のことを言う。



アメリカで弁護士といえば、すなわち、やり手の金持ちというイメージがありますね? ところがギッチョン、「顧客を創造する」ために奮闘する泣ける弁護士もいるんです。

道路工事後、歩道の一部が陥没してしまった。そこを通りかかった女性が転んでケガをした。それが新聞の街のコラム欄に載った。

弁護士、すかさず女性の家を訪ねて「市を訴えましょう」とけしかけて、みごとに市から賠償金を獲得したのです。



毎週木曜日は、音楽著作権の授業です。このご時世に、避けて通れないことは百も承知ですが、東洋人の伝統的な感性は「なあなあ、アバウト、あいまい」なので、「堅いことを言う」法律は苦手。

先日、コロンビア大学を退官したドナルド・キーン先生も、今後は日本に永住すると語ってましたから、なあなあ好きのアメリカ人もいるんですねぇ。アーティストは、なあなあが世界標準じゃないかなぁ。