次は、どこなんだろうね?

僕は「戦争を知らない子供たち」の1人です。けれども、まるで「戦争を知っている大人たち」世代なのか、と感じました、その記事を読んで。はなはだしい、時代錯誤をしてました。

学校では、毎週、著作権の授業があります。おおむね、日本で楽曲の著作権を管理しているのが日本音楽著作権協会、つまりJASRAC。けっこう目にする名前でしょ? 実体は、入学前までよくわかりませんでしたが。

で、この組織がどのように動いているかは、少しずつ授業で勉強してました。



記事とは、JASRACが4月から「スポーツクラブから著作権料」を徴収することが書かれたもの。

70年に、放送 ディスコ 音楽喫茶 カラオケ店などから著作権使用料を徴収していた。

02年からは、BGMを使う飲食店やホテルからも徴収が始まった。

そして、2011年4月からは、スポーツクラブからも徴収することになった。経験はありませんが、確かにアップテンポ スローテンポ取り揃えて流しているでしょうねぇ。

1施設あたり月1〜2万円、年間で約2億円。この金額を、音楽の著作権所有者は今まで手にしていなかったのです。



僕はもっぱら音楽を聴く側から、「何を堅いこといってんの?」目線だけでしたが、音楽を作る側から見ると、とんでもないことだったんです。

その「とんでもないこと」にも歴史あり、と記事は触れてます。

1931年、ドイツからドイツ語を教えに来日したウィルヘルム・プラーゲ先生。ヨーロッパの著作権団体から委任を受けて、演奏会に出掛けては、外国の曲を演奏する楽団に著作権を要求。

32年には、ラジオ放送するNHKと年間7200円の使用契約を結んだ、という。当時のNHK職員は「第2の黒船だぁ〜」と、目を白黒させたことでしょうね。

これからは、ちょっと襟を正して授業に臨みます。