第３ゴールキーパー - 僕だっちタイムス

サッカーのキリンカップは、３カ国が全部優勝。妙チキリンな言い方で、誰もうれしくない優勝でしたね。他に言い方が無いんでしょうか？　無いでしょうねぇ。

これは、誰もが感じていることでしょうが、ザック監督は普段と試合中の顔つきがまるで違います。

普段は、どこぞの町内会にいる世話好きのおじさん。ですが、試合になると鷹の目に豹変するでしょ？　あれが、なかなか好感できますよね。頼れるお父さんふうで。

（ところで、スポーツによって監督の服装が３タイプあるのは、なぜ？　野球は選手と同じユニフォームを着る。バレーボールはジャージー。サッカーはスーツ。こういう、つまんないことが気になる、人間の小ささよ）

彼の実績は、日本代表監督に決まった時から、繰り返し報道されてきました。そして、プライベートなことも。来日前は「彼は、ヨーロッパサッカー界ではすでに終わっちゃった人で、今では民宿を経営」とか。

当時、たまたま入ったラーメン屋でスポーツ新聞を読んでいたら、日本人がイメージする民宿とは正反対の、リゾートのホテルでした。

眼前に海が広がり、手前にはパラソル付きのテーブルが並ぶ。パラソルがたたまれたシーズンオフの風景で、それはまるでルキノ・ビスコンティ監督の映画のシーン。これを「民宿」と翻訳するとは、底意地の悪い記者もいるものだなぁ、と。

そして、アジアカップで優勝してからは、手のひらを返したように、高評価。スポーツ専門雑誌の「number」は、もっと冷静だったでしょうか？

最近、「エル・ゴラッソ」というサッカー専門新聞があることを知りました。僕のような、にわかファンと違って、発行人の山田泰さんは、

サッカー少年　→　高校までサッカー部　→　大学の就活でマスコミ全敗　→　銀行入社　→　退職して１９９８年からネットでサッカー記事を書く

という経歴。年季が違います。去年のワールドカップでは、８カ国で選手名鑑を販売。「アルジェリアの第３ゴールキーパーの経歴まで網羅」という充実ぶりが泣けました。

５月からiPad、６月からiPhoneでも読めるというから、皆さん読みましょう。
ところで、山田さん、一つ訊いてもいいですか？

スポーツによって監督の服装が３タイプあるのは・・・・・。

★あっ、忘れてました。いつもの「音だっち」ツネツネ情報。２日分まとめて。

感じることがあったら、彼のブログを訪ねてください。

・寺門常幸のブログ
http://teratsune.jugem.jp/