みんな元気だそうね

僕は鴬谷駅・根岸の育ちです。上野駅は有名ですが、隣の鴬谷駅は名前で知ってるだけで、降りた方はあまりいないでしょうね。とはいえ、ですから「主要ターミナル駅の隣駅」は、どこも偏愛してます。

基本、住宅街。昔からのなじみの家や店。道路も拡張されず、大型ショッピングセンターもありません。代官山は数々ある「隣の駅」たちの出世頭。デザイン系の本が充実している本屋を目指す。

なんと、無くなっている!どうしたの? 引っ越しか、それとも店じまいか?

周囲を歩いていると、いやぁ、「テナント募集」の張り紙が目につくなぁ。チャラいこと、やってられない世の中になってしまったのでしょうか? いやなご時世になってきたなぁ。



気を取りなおして、ブラブラ歩きを始める。

ボンジュールレコードは健在でした。よかった。相変わらず、いい味出してますねぇ。KITSUNEのTシャツがあったので訊く。狐のこと?

「日本人が1人参加している、ヨーロッパの集団です。レーベルやファッション・ブランドを発信しています」。そうこなくちゃ、若衆(ワケーシ)は、元気が一番。

カンペールも健在でした。こちらも相変わらず、きれいな靴。わかっちゃいるんです。でも、僕は幅広のベタ足で、歩き方もゾロッペイなので履けないです。3日はいたら、カタチが崩れるでしょ。クっ、クっ。



「おや、これな何だろう」と、店の前にハサミのディスプレイ。

ジーンズの店でした。DENHAMデンハム。もっぱらチノ愛用なので、パンツに興味はない。ハサミだらけのディスプレイに惹かれました。

「ハサミは、『当店の縫製はしっかりしています』のシンボルなんです、ヨーロッパでは」と、外国のワケーシ店員。名前はファビアン・フルリさん、31歳、フランス生まれ。

200年を超えたハサミがたくさん並ぶ。アンティークとして高価なのだそうで、非売品。えっ、そういうコレクターがいるの?

「オランダ人の、うちの社長のコレクションです」。おもしろいねぇ、おもしろいねぇ、と言ってるうちに、いつの間にか薄手のマフラーを買ってしまいました。

「これは地震のチャリティで配ったTシャツです。一枚どうぞ」と、ファビアンさんから、おまけももらう。



★「音だっち」ツネツネの音情報。なんとなく、実家に帰りたくなったのでしょうか? がんばれ!

・本日のおすすめです。松山千春「ふるさと」
http://www.youtube.com/watch?v=FXNSlofS8k0

http://www.youtube.com/watch?v=y_C7ly5UIt0&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=_lgkeZ0ndMA