同時代人の同窓会に陪席

今年の12月1日に、スピルバーグ監督のコミック映画「タンタンの冒険」が封切られます。大好きで、フランス語のTin Tinを、ティンティンと呼んでいたら、タンタンと静かに訂正された記憶があります。あの時きゃ、恥ずかしかったなぁ。

タンタンは豆記者で、白犬のスノーウィと一緒に犯罪現場に出掛けたり、海底に潜ったり、宇宙にも取材に行く。



布団にくるまい、微熱ミノムシ生活3日目の今日このごろ、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか? 僕は、やることないから、小倉孝保著「大森実伝」を読む。めずらしく、一気に読みました。

豆記者も好きですが、同じくらい、老ジャーナリストもいい。青春時代の憧れの人が、カリフォルニア・ラグナビーチで2010年3月25日までご存命だったとは!

不覚でした。

城山三郎さんの小説に、国鉄総裁だった石田礼助を描いた「粗にして野だが卑ではない」があります。彼の人柄を、これほど見事に言い当てたタイトルもありません。

大森さんの人柄も、同上でした。予想どおり。

大組織は、国を問わず秩序と正統性を旨とするので、粗略や在野精神を忌み嫌らいます。卑屈になっても、保守します。「Youの言っていることは〜」なんて、チンチクリンな言葉遣いで。

本のピークは、ベトナム戦争「泥と炎のインドシナ」報道で名を挙げた大森記者と、彼を名指し批判したライシャワー大使。

サブタイトルにある「アメリカと闘った男」は、難あり。大森さんは、アメリカと闘ったのではありません。毎日新聞社の変節にあきれて、身を引いただけです。



文中、僕の手が届かないジャーナリストたちが出て来ました。あぁ。

沢田教一、岡村昭彦。そして、デイビッド・ハルバースタム、ニール・シーハン。

もちろんケネディJFKも。数えたら、今年は大統領就任50周年でした。You Tubeに感謝。

・テレビの同時中継がなかった時代の就任演説 後半は「関連動画」でね

・モンローちゃんも駆けつけた誕生パーティ

・友達が買い、借りて聴いたレコードtogether