また、教えてもらう

写真のタオル、いかにも間抜けですねぇ。所有者の僕としては「情けない、お父さんは悲しいよ」というくらい。改めて、写真にしてみると、アレに似てるなぁ。

芥川龍之介の「鼻」。そうです、主人公・禅智内供(ぜんちないぐ)の鼻。顔の真ん中に、ノッペリと前後不覚のように「棲みついている」例の鼻。

とはいえ愛用して、余年。プールの友「プーだっち」を連れて、本年初泳ぎ。



屋外プールが好きですが、どこもオープンしてなさそうなので、屋内。明治通りに面した渋谷区営のプール。大人400円。

区営では高額です。けれど、泡の出るジャグジー施設もあります。小さい流れるプールもあるし、海パンの絞り器もありますから、ね。血圧測定器があるのは、「健康管理」を旨とする区営ならでは。

休み休み、1時間。2時間遊べますが、後のことを考えて自制。およそ自制の似合わない僕も、「小さなことからコツコツと」抑えることを覚える。

ちびっ子スイマーは、抑えません。腕に、ドーナツの親方のような浮き輪をつけて、縦横無尽。潜るのが大好き。あ、はは。



プール通いは、腰痛がひどくて始めたのです。浮力を借りてストレッチ。仲間はおばちゃんたち。男は僕だけ。手をつないで、遊戯ふうの体操。恥ずかしかったなぁ。

たまたま指導教官が水泳のコーチをしているお兄さんで、彼から正しい息継ぎを習って、それからは100メートルまでは泳げるようになりました。

10年ほど続いている夏の習慣。今年も「プーだっち」を連れて、あちこち散歩します。



★「音だっち」ツネツネからの、比較クラシック研究。聴巧者ならではの指摘。なるほど、こういうことなんだ。

・[本日のおすすめ、フジ子ヘミングのLa Campanella
Ingrid Fujiko Hemming - La Campanella - YouTube]

・同じ、ラ・カンパネラ。フジ子さんと辻井くんの演奏を聞き比べてみてください。こうも違うのか!と発見の連続です。

・僕の印象ですが、フジ子さんは、まさに危機迫る感じ。人生のドロッとした部分も音に出ている気がします。決して奇麗な音色ではないですが、彼女の人生が伝わってきます。

辻井くんの演奏は、切なさの中に純粋さが滲み出ているといった印象。本当に一音一音がきれいな音色。