チェコはお好きですか?

毎日、お暑うございますねぇ。そんな時、写真のような女性に出会ったら、うれしいでしょ? 彫刻家・佐藤忠良さんのブロンズ像のプロポーション。僕は、おもわず「ありがたい」と、背中に手を合わせてしまいました。

どこで会えるか? 

美術館に行かなければなりません。渋谷区立松濤美術館。高級住宅地だから、こういう女性がいたのではありません。展覧会の内容がいいんです。「カレル・ゼマン展」。7月24日までですから、急いだほうがいいですよ。



アニメ好きの方は多いでしょう。僕も好きで、中でもチェコの素朴味に心ひかれます。チェコアニ好き。

日本のチェコ大使館が、チェコアニの上映会をやったことがありました。それを知ったのは会期の中盤で、申し込んだ時はすでに満員。涙をのむ。

カレル・ゼマンさんは、チェコアニ中興の祖です。人形・ガラスのコマ撮りアニメは知ってましたが、いわゆるトリック映画も作っていたことを初めて知りました。「悪魔の発明」が上映されていたのです。

登場人物は教授、助手、海賊(肩にオウム付き)、閣下、アレ〜と叫ぶ女など。

道具立ては、実験器具、潜水艦、水中スクーター、気球など。

シーンは、絶海の孤島だったり、大タコが墨を吐いたり、大爆発など。

「お約束」が、トリックたっぷりに演出されてました。楽しい。「もしかしたら?」と展示パネルをみると、やはり。「月世界旅行」で有名な、魔法映画の元祖・メリエスの影響を受けてました。



チェコはいいよねぇ。そういえば、今年のウィンブルドン女子はクビトバ嬢21歳が初栄冠。

写真好きの僕としては、東京都写真美術館でやっているジョセフ・クーデルカプラハ1968」も気になるし。民主化運動「プラハの春」へ寄せる郷愁です。

ドプチェクさんや、名花ベラ・チャスラフスカさんの肩に触れたかった。

それでは皆さん、僕がチェコの作曲家で唯一知っているスメタナモルダウで郷愁にひたってください。写真のお嬢さんもね。