ヒトのオスは飼わないの?
午前3時半頃から、起きていた方へ。 お互い、お疲れさんでした。わけても、NHKの地上波に加え、BS放送を契約している方は、スイッチの切り替えに忙しかったことでしょう。
何の話かって? サッカー以外にないでしょう。
地上波でやっていたのは、サッカーのコパアメリカ南米選手権。ブラジル対パラグアイ。BS放送でやっていたのは、女子W杯準々決勝の日本対ドイツ。なんと、同一時間帯。
我が家はBS放送未契約のため、ホテルに泊まって観戦。高くつきますねぇ。
ブラジル、大丈夫かぁ? これで2試合ドロー。次の試合に負けて決勝トーナメントに進めなかったら、一揆・暴動が起きますよ。今回は、試合終了間際で辛くも引き分けましたが(アルゼンチン、右に同じ。もう、体によくない)。
そして、5分おきにスイッチを切り替えて女子W杯を観戦。前半、押されっぱなしながらディフェンス踏ん張る。なでしこ、がんばれぇ〜。
結果はご存知のとおり、左サイドネットに鮮やかゴ〜〜〜ル。勝たせてあげたかったから、いがったぁ。W杯で4強ですよ、お客さん。
とはいえ、ホームのドイツ女子。ここから立ち上がってほしい。あまりの放心状態が痛々しい(男子W杯なみに、正味でした)。
ということで、江の電に乗ってやって参りました、鎌倉文学館。僕の大好きな米原万里さんの展覧会、最終日に滑り込み。
ロシア語通訳から晩年は作家となって、おおいにエスプリとユーモアを振りまきました。もてました男子にも女子にも。けれど生涯「男子を飼わず」犬猫と暮らした女史。
いなでしょうねぇ、女史の人間の大きさを受け止められる日本男子は。分野は違いますが、「ローマ人」の塩野七生さん、アートディレクターの石岡瑛子さん、JAICAの緒方貞子さんクラスでした。
なにより、愛嬌のある人。頓知のある人。僕は「不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か」を読んだ時に、才能というより感受性に舌を巻きました。
ゴミのように出版されるキャリア・ウーマンの本とは、まるで違う。どこが?
よく「仕事と私生活は切り分ける」と口にする人がいますね? 僕に言わせれば「できるんですか? そんなこと」。
「できる人は、おやりなさい。僕はできません」ので、「おもしろい仕事を探すのではなく、仕事をおもしろがる」彼女がいっぺんに好きになりました。
文学館を退出時、彼女の本を6冊購入。
「皆おもしろいですよぅ。私は彼女の本は全部読みました」と、僕より熱心なファンが声を掛けてきました。
早速読み始めたら、前に読んだ本もアリ。あいかわらず、ボケでます。