休養・保養・療養にいいらしい

清里を歩いていると、牧場やペンションだけでなく、いろいろな施設があることに気付きました。美術館、キャンプ場、釣り場、趣味の体験施設、スポーツ施設など。

温泉が多いのは意外でした。爽やか高原イメージに、「いい湯だな」の取り合わせ。

手に入れた地図をたよりに、牧場通りにあるアクアリゾート清里「天女の湯」を目指す。iPhoneからは、この曲。ご陽気だねぇ。



いやぁ、露天風呂につかって3時間ばかり、空ばかり眺めてました。薄いターコイスブルーの空に、雲が流れている。形を変えながら、くっついたり離れたりしている雲。おもしろいねぇ。

温度計を見たら、湯温40度前後。のぼせることもなく、いつまでも入ってられる。

昼下がりのお客さんは、基本中高年。バイクのツーリングライダーとか、名古屋弁を話す2人組とかでした。たいがい、ここまでの道のりを話してる。小原庄助さんも、遊び人だったなぁ。

「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上つぶした」あの、庄助さんです。僕は、つぶす身上が無いので、心おきなく昼湯ができる。

の、ですが・・・・。

遊び人じゃない方は、温泉ってたいがい夜に入るでしょ? ところが、昼に入ると、しかも露天風呂だと太陽の照明ですから、湯船が丸見え。何を言いたいかというと、我が肉体。

黒い石に浮かぶ、みっともない体。「お天道様のある時に、入るもんじゃないねぇ」。

とはいえ、ネグラの内風呂に入るよりマシなので、出たり入ったりしましたよ。回りは樹木に囲まれていて、渡る風が気持ちいい。



食堂でカレーを食べながら、温泉チラシを見る。

「北西に八ヶ岳連峰。南西に南アルプス。東に秩父多摩国立公園。南東に富士山に囲まれた温泉環境」で、なんと、ドイツの地学者ナウマン先生が「フォッサマグナ」と命名した場所だそうです。あの、糸魚川・静岡地溝帯上にある
清里でした。

帰途、オーガニックの「わらぴよ」に寄る。ここに来て、野菜の本来の味を知りました。ドレッシングに凝らなくても、塩か味噌だけで充分おいしい。

きゅうり、オレンジジュース、有機マーガリン、シフォンケーキ、とろさば味噌煮のほか、トマトも選ぶ。

「すいません、トマトは取り置きしているものでして」と、近所には、違いがわかるセンパイが多いんでしょうね。「おまけに、とうもろこし差し上げます」。ありがとう。