スパイクで掘った場所

31日に世界水泳が終了しました。今年の夏は清里行きがあったので初日から見られず、帰京後も、のたくって真面目に見てませんでした。

ロクテ選手が大活躍。フェルプス選手に勝つために、毎日10〜15km泳ぐという記事を読みました。水中映像で「どうすれば、あんなにキレイに泳げるのか?」と不思議だった僕の「練習量」は、夏場15回程度で1回最大で1.5時間。オハナシになりませなんだ。

でも、気持ちだけは、世界水泳なんだがなぁ。

水面から頭が出る時の表面張力。あの姿が好きで、「あれ」をやりたくてプールに通っているんだがなぁ。




さて、8月は27日から世界陸上が始まります。

ヒョンな思いつき癖は高校時代からありました。たまたま、東京オリンピックの時に、神宮外苑にある高校に通っていたのです。

国立競技場のポールに世界の旗がたなびき、「そうだ、陸上競技部に入ろう」と。

練習の場は、絵画館前の銀杏並木。現在では、歩道がデートコースやロケ場所で有名ですね。当時走っていた場所は、現在、一面に夏草が繁る入柵禁止の側。

もちろん今までに何回も散歩してますが、今回は、まじめにスタート地点をさがす。スパイクの針で土を引っ掻いて
溝を堀り、それがスターティング・ブロックがわり。

楽しかったなぁ。笹井君、見滝君、達者ですか? のんびりした時代。箱に平成16年作成の「銀杏並木説明書」があったので1枚手に取る。



4並列の銀杏は146本あるそうです。外苑はもともと練兵場。大正15年完成。並木は、樹高順に国道246から見て降り勾配に植えられている。その先に絵画館。

つまり、遠近法を活用している。って考えてるねぇ。

スターティング・ブロックを掘ったあたりに「御観兵榎」という案内板がありました。ん? たまたま外苑職員と出会い、うかがう。

練兵場だった時代、明治大帝が榎の近くに式台を設けて観閲したのだという。畏れ多いところで、凡記録所持の高校生は練習していたのでした。

あれから幾星霜。TV放映される世界陸上スタート前の選手の表情。神々しさでうっとりしますから、皆さん、ぜひ凝視してください。

★それでは「音だっち」ツネツネから。あぁ、幾星霜を重ねるのはいいもんだ。ありがとう。

・本日は、高田渡さんです。ご存知ですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=nZ9Zm_V2jdo