こんなこと、あるんですねぇ

小学生の頃から歯が悪く、今までにどれくらいのお金と診療時間をかけたのかわかりません。

学生時代は、下宿している同級生がうらやましいという話を前にブログで書きました。1年生の時は、高田馬場から通学していた野村君の下宿に転がり込んでいました。

夏目漱石と、マッチのラベルコレクションが趣味だった野村君。彼の部屋の隣に歯大生が下宿していて、知り合い、僕が歯痛になった時、彼の大学病院に行きました。

そこで生涯唯一の失神体験。確かに麻酔をかけられた記憶はあるのですが、抜歯の時に突然視界が暗転したのです。以来、若い歯科医にはこりごりで、できるだけ、おじいちゃん医者をさがして通院しました。

ところが、おじいちゃんですから、数年して廃院する。それを何回繰り返したことか。



数年前から、痛んだ時のかかりつけの歯科医院は、おじいちゃんじゃありません。50歳前後のバリバリ先生。

歯科の通院歴だけは長いので、診療が終わって会計の段になると、カウンター回りを見る余裕も生まれます。

日本大学・歯学部卒」の賞状。そうですか。

そして、8月。清里で歯茎が痛み、我慢できずに現地でも診療してもらいました。8月19日のブログが最後ですが、何回か書きました。

歯のことでなく、医院が飼っている子猫のことや、植栽のことで。何があっても、道路で動かない子猫の話、皆さんは覚えていてくれましたか? ドライバーは通行で困るんだけど、相手が相手だけに「かなわない」と、近所でうわさの猫ちゃんたち。

本題にもどって。

ここでも、カウンター回りを見ていて、思わず「あっ」と声を出す。東京先生と同じ「日本大学・歯学部卒」の賞状があったので。

それから、清里先生と親しくなりました。医院の裏には小型ながら天文台があり、最近は太陽光発電で売電もする「時の人」。20年前にご当地に移住したのも、星観察のためという筋金入り。

彼に、東京先生の話を向けても残念ながら「知らない」と言う。



8月24日に帰京して3週間弱。東京先生に、清里先生の話をしたら「卒業が一緒です」ですと。えぇ〜。

清里先生は、学生時代から写真部に所属して「星の写真をよく発表してました」ですと。あるんですねぇ、こんなこと。患者つながりの、ご学友。

僕も一般人向け公開日に、上野の科学博物館にある天文台の内部を見学し、ガリレオケプラー気分味わいました。マイ天文台を作っちゃうほどの、「博士の異常な愛情」は好きです。

ということで、明日14日に清里行き、決行。東京は残暑厳しき折り、現地も厳しいでしょうか? それとも、爽快?

星に願いを」はベタな選曲ですが、永ちゃんならどうでしょう?