2本の予定が1本だけ

夏頃にたびたびブログに登場していた「迷子だっち」嬢から連絡ありました。

今年は神津島 → タイ → 神津島と忙しかった彼女。秋になってもまだ島暮らしをしています。

・先日、山の上から海に落ちる夕日を眺め、「わたしはやっぱり島が好きだーーー」と再再再々々∞確認しました。やっぱり、神津の自然の素晴らしさに可能性を感じています。

・これから、神津は「冬の西風」っていう厳しい冬が始まります。冬嫌いで、いつも日本の冬にはタイなど南国に逃げていた私。西風に対抗しようなんて、友人たちは驚いています。

遠泳ができる「迷子だっち」を、それだけで僕は尊敬しているのです。確かに、彼女には冬は似合わないよねぇ。

・でも、マイカーが無いので大好きな温泉に通えないんです。

そうか、僕も清里でだんだんクルマが必需品だとわかってきました。

・夏、グーグルサポート企画で夏に神津島が選ばれて、こんなPR映像できました。友人、知り合い、雇い主も出てます(笑)

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なんだか、宮崎あおいチャンが出てきそうな映像。

映画ロケを呼び込めないかなぁ。



さて、10月22日から始まっていた「第24回東京国際映画祭」に行ってきました。

いつの間にか、渋谷会場が消えている。日比谷のTOHOシネマズ シャンテも残ってますが、ほとんどは六本木1箇所。

それに、かつてはコンペティション部門が多かったようですが、今回は15本だけ。

その内の1つ「ガザを飛ぶブタ」は、ぜひ見たかった。涙マーク(泣ける)と、拍手マーク(笑える)が付いていて、あぁ、「あれと一緒だ」と思い出し笑い。

皆さんは「迷子の警察音楽隊」を見ましたか? 

隊長を演じたイスラエルのサッソン・ガーベイ。アラブに対して常にけんか腰のイスラエルにも、こんな、のんきなオヤジがいるのかと、ホッとしました。

その時は気に入って、売店でキャップまで購入。黒地に、金糸で刺繍された楽器の模様。いや、目立つ。

今回は、パレスチナの貧しい漁師が釣り上げたのが、不浄な生き物とされるブタ。その始末に往生する男をサッソン・ガーベイが演じる。

ベスト・キャスティング。

When Pigs Have Wings.と英語版にあるから、それだけで笑える。

で、1時間前に切符売り場に行ったら、すでに売り切れですと。

くやしかったねぇ。当今、こういうアナログな買い方ははやらないのでしょうか?

HPで調べ、コンビニに行き、しっかり前売りをゲットするので、当日券はほとんどない、のかなぁ?

遊びを仕事のようにこなすやり方に、そろそろ慣れないといけないなぁ。

くやしまぎれに、ポスターだけは写真撮影しました。



基本は六本木ヒルズで上映された今回、もう1会場ありました。「シネマート六本木」。

見た映画は「もしもぼくらが木を失ったら」。

サミットとかWTOなど国際会議をやると、会場前で、農業団体や環境団体がデモをやっているニュースを見たことがありませんか?

「一体、何を訴えているの?」と、彼らのアピールに無関心でいました。

ここに「エコテロリスト」と非難される環境保護団体ELFメンバーの、活動から逮捕・収監までを追ったドキュメンタリーが本作。

清里に行くようになってから、やたら、樹木・材木・伐採・植林・製材に興味を持つようになりました。

アメリカ森林局は、農務省の下部組織。つまり、樹木は作物=商品という認識。

一方、伐採された樹木の年輪を数えると「この木は、コロンブスアメリカ発見した年にあった。それを切り倒していいのか?」と、自然への畏敬の念があるメンバー。

そこで、製材所に放火をする彼ら。

どう思います?

景気対策と称してGDPの2倍の借金をしている、我が日本と同じような構造。今を生きるためにという人と、将来を生きるためにという人の葛藤。

確かに、伐採した後に植林はします。それが、直径5mの大木まで育つには200年かかる。

「来年の経営予測すら困難」と経営者が嘆く現代に、200年に思いを馳せるのはムリ。人間は、自然時間をどう忖度すればいいのでしょうか。