美人の先生の授業で、詞をスラスラ
夜になって体調がもどって来たので、どんどん書きます、13日分。
NHK「アンジェラ・アキのソング・ブック」見ました? この番組は去年からやっていたのでしょうか?
14日は、ビリー・ジョエルの「オネスティ」を、日本語カバーするというもの。スタジオに集まった学生が、それぞれ英語の原詞を理解した後、自分なりの言葉を作るワークショップ。
おもしろかったなぁ。僕も、生徒で出席したかったよ。
理由1. 先生が美人。
その2. ビリー・ジョエルが好き。
その3. 言葉なら、すぐ作れる。
ビリー・ジョエルは、東京ドームへ聴きに行ったことがあります。
難点は、本人が米粒ほどにしか見えない席だったこと。ビジョンがあったから、良しとしましょう。で、熱唱のオネスティ。
揺れましたねぇ、「誠実」という言葉のはかなさに。
Everyone is so untrueだから、君だけは誠実であってほしい、という願い。それは相手に届いたのか、届かないのか。
Honesty is such a lonely word。
お経にも、同じようなこと書いてなかったかなぁ?
去年から、音楽に入れ込んでますから、音楽の本を読むようになりました。
「ミュージッキング」クリストファー・スモール著も、その一冊。ミュージックにingが付いているので、どんな本なのか興味があったのです。
主にクラシックの音楽を取り上げて、「音楽とは、モノではなくて、行為である」という分析。
え?
作曲家や演奏家の専有物ではなく、楽器を運送する人も、切符のもぎりも、演奏後の清掃人も、そしてもちろん聴く人にも。一方的な鑑賞の対象ではなく、関係性なのだ、と。
わかるけど、それが何か? と思いませんか?
確かに、クラシックのコンサート・ホールは、クラシックであることを認識させるために、列柱の目立つ建築もある。指揮者は、支配者のふるまい。演奏者は基本、黒服を着る。
そういう儀式化や記号化は、僕にとってモノではなく、コトに見える。
バッハから、たかだか300年の歴史しかないクラシック。本当は、古いものじゃありません。ただの、ジャンル名。
ハワイアンはアロハを着て演奏するようなのも、では?
スモール先生の意見に首肯できない部分はありましたが、教えられこともありました。
音楽とは存在の肯定だ、というところ。否定しない、というところ。喜怒哀楽、すべてを肯定する。
こりゃ、目からウロコがポロリ。落語と一緒なんだ。
「アンジェラ・アキのソング・ブック」のように、日本語にして遊べるのも、音楽ならではの特性で、ここで当たり前の振り出しにもどる。
音楽はユニバーサルデザインの人文科学。