この図書館は昔、南部美濃守の屋敷跡


NHKの「ブラタモリ」久しぶりに見ました。この番組、数回やって突然休み、そして突然また始まる変な番組ですよね。

今回は、江東区小名木川

前に川端を歩きました。とにかく一直線の川ですから、掘削した運河だろうと感じてました。

番組では、行徳の塩を運ぶため、そして北関東の物資を搬入するためになくてはならない川と、わかりました。

物資を検分するための番所もあった。今度、中川船番所資料館を訪ねてみたい。

ところで、この小名木川小名木四郎兵衛(おなぎ しろべい)が掘り進めた水路だったんですよ。

ついさっきまで、東京都立中央図書館で遊んで、ついでに図書館の食堂で晩ご飯まで食べて、今、帰宅。

夜の図書館の光はきれい。「音だっち」ツネツネから送られて来たこの曲がよく似合う。

・本日のおすすめ。illです。

2月22日まで「江戸の町づくり 切り絵図でたどる江戸の町並み」展が行われています。

日比谷図書館は、都から千代田区の図書館に移管したので、23区の都立図書館は、広尾・有栖川公園にあるこの図書館だけになりましたね。

難点は、直接貸し出ししてくれないこと。借りるには、区の図書館を通じる手続きが必要です。

なんといっても、貴重本の蔵書量が違います。

今回の展覧会も、展示はコピーですが、原資料を所蔵しているので、気になる切り絵図があれば実物を見ることができる。A3サイズ1枚を130円でコピーもしてくれる。

切り絵図というのは、地域地図。ですから、シリーズとして発行され、まとめれば江戸の全体像がわかる。

最近は、江戸町歩きの本も大量に出版されてますね?

現在はマンションだらけだとか、すでに川は埋め立てられているとかありますが、地勢は江戸時代と変わらない。

ですから、ここは昔○○が建っていたと、それはそれで気持ちが大江戸八百八町へ飛んでいく。

切り絵図は出版社・版元名で呼ばれています。

展示は、吉文字屋板、近吾堂板、金鱗堂板、平野屋板、出雲寺和泉掾(いずもじ いずみのじょう)板の約60点。それぞれ発行された年代が違うので、同一地域をタテに見ていけば、引っ越し状況がわかっておもしろそう。

もともとの知識が無い僕は、1点1点、メガネを額に上げて至近距離から見る。

南町奉行所と北町奉行所は、大田区と北区ぐらい離れていると思ったら、目と鼻の先にあった

井伊直弼の屋敷は、桜田門のほぼ正面にあった

築地本願寺の正門は、現在のように西側でなく、南側にあった

・魚河岸のあった日本橋には青物市場もあり、しかも、包丁を使うから、砥石店もあった

「そろそろ閉館の時間なので・・・」と職員が近づいて来る。

あ、そ。

切り絵図は、現代の地図と違って、東西南北が統一されてません。北がいつも上とは限らない。ですから、頭を揺り動かして、方位を脳内セットしないといけない。

それと、も一つ。距離のゲージがない。どうやって測量したんでしょ?

いやぁ、おもしろいねぇ。砥石店に就職して、魚屋の金ちゃんと遊びたかったよ。