ニンジン嫌いなウサギもいるらしい

恵比寿ガーデンプレイスでは、夏になると、よく中庭でイベントが開催されます。

ホールがあることを最近知りました。ホールがあるなら、冬でもやるでしょう、ライブ。

18・19日、ロックを中心にインディーズのライブがあったそうで、2日間で米英の10組が出演。もちろん、名前はすべて初耳ですが、アトラス・サウンドが気に入りました。

恵比寿なら、「あの連中」も聴いていたかもしれないな。

明治通りを歩いていたら、このウサギを見つけて足を止める。「なんじゃ、このポーズは。甘えるのもいいかげんにしろ」って、人の弱みにつけこむような、かわいさ。

喉をならしながら、水を飲んでいるところ。まいったなぁ。いっぺんには飲みません。5秒ほど飲み、小休止し、また5秒。これの繰り返し。

子供の頃、ウサギに水を飲ませてはいけない、と聞いたけど、ほんとうは飲むんだね。

となりのカゴ、となりのカゴと目移りして、店の看板を仰ぐ。「うさぎのしっぽ」恵比寿店。うさぎ専門店って、ついに、ここまで来た、日本カワイイ事情。

店内で、やってましたグルーミング。

黒うさぎは、膝の上で動かない。毛の長さは、5cmほどでしょうか。先端だけが黒く、中はグレー、元は白。ですから、ブラシで鋤いた後は、ほとんどグレーの毛が残る。

それから、オイルのようなものを体にすりこむ。爪も切る。トリマーは、小児科医のごとし。

その間、されるままで動かない。

「ほんとは、かんしゃく持ちなんです。でも、ここで手入れをされている時だけは、おとなしい」と、隣で目を細める飼い主のお母さん。

やおら、ミニアルバムを出す。

部屋の中で運動会中。ティッシュペーパーの箱を一列に並べ、それをハードルにして跳ぶ。おもしろいねぇ。

ホランドロップ、5歳のオス。名前はシュリンクホランドというくらいだから、オランダ原産でしょうか。

ちなみに、1枚目の写真も同じくホランドロップで、2歳のオス。毛の色が違っていても、仲間なんですね。

全体白で、耳と目だけが黒い、パンダのようなウサギもいました。種類は、ドワーフホト。

しばし、ウサギ諸君のカゴを見学。時間帯によるかもしれませんが、ほとんどが、まんじりともせず。プレートに母親・父親の記号があるということは、ウサギ界も血統が大事なのか。

「これを敷いて、寝るんですか?」と訊く。

「いえ、これは牧草ですから、ご飯です」。

八ヶ岳の農園で育てた牧草。北海道産、アメリカ産の牧草もある。クローバーも食べる。ペレットも食べる。

「おやつも、いろいろ用意してます」。

栄養が偏らないように、ということでしょう。

乳酸菌、納豆菌、天然パパイヤ。

ふりかけシリーズには、大麦、小麦、ニンジンフレーク。

葉っぱシリーズには、ブロッコリー、パパイヤ、くぬぎ、桑、びわ、葛。

無添加シリーズには、にんじん、キャベツ、りんご、マンゴー、バナナ、パイナップル。

ニンジンあげてりゃいい、ってもんじゃないのよ。

笑ったのは、サプリメント。ウサギは草食なので、胃腸に問題を起こすので、ミネラル・ビタミンが必要。免疫力・抗酸化も大切。

そして、高齢化のために、薬効成分のある野草もあった。ちなみに7歳以上が高齢ですって。

見てくれと違って、自己主張が強くて、抱っこされるのも好きじゃないのがウサギ。聞けば聞くほど、小面憎いのがいいね。