水陸両用の1種類言語にならない?
なでしこ、対アメリカ戦4分21敗の歴史に、ついに1勝が加わりました。
う〜で〜し〜い〜〜〜ぃ。
新キャプテン宮間のコーナーキックに、高瀬のヘディングシュート。後半38分。大金星。
どうしても勝てなかった相手に、則夫監督は前半ベンチで坐ってました。沢、欠場の嫌なスタートにもかかわらず。これで小心者の僕は、とりあえず安堵しました。
アゴにヤギ髭を生やした則夫兄さんは、五輪本番の登録メンバーが18人限定なので、数々のフォーメーションを準備中なんでしょう。そのためには、1人が複数のポジションをこなさなければならない。
機に臨んで、変に応じようとしている。
それに、前回のデンマーク戦で選手を大幅に入れ換えていたのは、今回のアメリカ戦を想定して?
リスク・テイクも、1回試してから。
前半は、アメリカの選手がよく転んでました。なでしこが小さい体で、するどく切り返していたからでしょうか?
そして、後半。さすがに則夫兄さんも、立って指揮を執る。
モーガンはアメリカのトップガン娘。猛攻撃に、DF鮫島、でんぐり返っても笑ってた。
20分経過、安藤に変わって登場した高瀬。殊勲のゴ〜〜〜ル。はぁ、気持ちいい。
アメリカにあと、20回勝てばタメになるぞ〜。後から、勝利を積み上げて行ったっていいじゃないか。
決勝の相手は、たぶんドイツでしょう。やっぱり、スウェーデンよりドイツと再戦して勝ちたいよね。思い出します、去年のW杯準々決勝で1−0の勝利。7日が待ち遠しい。
なでしこの試合になると、なぜか「お百度」を踏みたくなる。
今回の「お百度」は、斎戒沐浴のイメージから、水泳。雨が降り、夕方から泳ぎ始めたのでプール内も寒い。45分ほどであがる。
終われば、腹ぺこになるから食べる。初めて入ったインド料理店。
レナート・モタ&パトリシア・ロバートの曲が合う。
タンドリーチキンとガーリックナン、おいしいね。
CDジャケットによれば、これは、2009年に鎌倉・材木座の海岸近くにある光明寺でのライブ録音。
インド、ブラジル、イスラム、アイルランドの音を感じるとは、解説者の解説。そういうものなのかぁ。
唄っているのは、マントラですって。ヨガの修業に使われるサンスクリット語で、祈りの言葉。ゆらゆらしたメロディと合うよね。
「これも、インドの木彫ですか?」と訊く。
ナンを食べながら、まなざしを揺らしていると、これまた、飾ってある揺れる手のひらが目に入る。
「これはタイ」と、インド人の店員が応える。
融通無碍に世界を駆け巡る、音と言葉。
巡るといえば、4日に「民族移動と文化の伝播」というフォーラムがありました、行けなかったけど。
たとえば、中国の黄河や長江から、海を渡って朝鮮半島や日本に文明が渡って来る。
あるいは、ポリネシアの人々が、海を渡ってニュージーランドへ渡る。
造船、航海術、食物保存、上陸、現地の言葉。どうやったのだろうと、とても想像力を刺激するでしょ?
現代は、渡る前に「あらかじめ、おおむね」わかっていることが多いけど、最初に実行した時は、どうやったのか?
待てよ、海もさることながら、陸でも同じじゃないか?
原始、異言語はどうやって共通の意味を翻訳しあったのか? 辞書がないのに。「遠くの親戚より、近くの他人」という暮らしが国境の町であるなら、その時、どんな言語が使われていたのか?
現代のように辞書があっても外国語に弱い僕は、悩む。
6月から、サッカー・ヨーロッパ選手権が始まります。ポーランドとウクライナで開催されるけど、あれも審判と選手は、いったい何語で会話するんでしょう?
結局、英語なのだろうか。
今回の選手権「死のグループ」は、B組で、オランダ・ドイツ・ポルトガル・デンマーク。
それでも、英語なのだろうか。