得意の二転三転話題、本日も全開

昨日の騒動。無事に収まる。

熊本から上京して来たおじいちゃん・おばあちゃんは、6ヶ月ぶりに息子と再会でき、心の底から安堵。昨晩から、まんじりともせず一睡もできなかったことでしょう。

堰をきったように嗚咽する。僕は、背中をさすり続ける。

さて本日、ロンドン五輪ラソン出場選手が発表されました。野口みずきちゃんは、残念な結果に。

もう、長いことアイドル。マドンナ。

名古屋のレースは、見応え充分でしたね。

・19km 先頭集団から10m遅れ始める。ズルズル後退して最大220mあけられる

・26km 先頭から22秒差まで縮める

・29km 先頭集団に追いつく。ばかりか、集団を引っ張る。もう、祈るしかありません

・33km 再び後退する

左足付け根の腱が断裂したままながら、6位完走。フィニッシュした瞬間の顔には、レースに出られなかった4年4ヶ月の重さと、今回走れた歓喜が滲んでいました。

おおざっぱに言って、彼女は100mを20秒ペースで42.195km走れます。異次元の人だから、僕のアイドル。

「引退はしない」とレース後の一言。そうだ、その意気だ。今までのように、転んでも立ち上がって走ってほしい。

最近知ったスカルラッティ。温泉に行って、この曲でも聴いて休息してほしい。


最近知、その2。

NHK伊藤博英アナウンサーが、本人の希望で福島放送局に4月から赴任とのこと。岩手県生まれ、宮城県育ち、35年前の新人アナ時代は福島県

去年の3・11当日、彼はスタジオからラジオでアナウンスし続けた。

「内陸でも安心しないでください。津波は、湾から奥深くへと押し寄せる恐れがあります」。

被災地は、縁も土地勘もあるだけに、心は千々に乱れながらマイクに向かっていたことでしょう。

伊藤アナの声を、ほぼ全国民が聴いていた。

あの日、あの時。あなたはどこで、何を?

すいません、僕は当初、こんな大惨事が起きているとも思わず、恵比寿のアンティーク屋で、木版と図版を選んでました。「もっと欲しいけど、今回はこれで我慢しよう」なんて、暢気なことに。

で、ラーメン屋の前においてある椅子に腰掛ける。

お客さんが出入するドアではなく、料理人が出入りするドア付近。厨房から、大音量で伊藤アナの声が流れて来ていたんです。

繰り返し、同主旨の内容を、何度も何度も。

え、そんな、そんなことが、という危機の予報がジワジワと沁みてくる。

振り返ると、声は冷静でした。彼は叫びたい気持ちを抑えて、職務をまっとうしていたんです。誰もはできないことが、できる人。

すいません、また話題変えていいですか?

昨日の騒動が落ち着くまではと、おじいちゃん・おばあちゃんの荷物を自宅で預かり待機していたので、本日も自主トレのプールに行けず。天気良かったんですけど。

先週から、バタフライを本格的に習ってます。

プールでの泳者の割合。クロール50%、平泳ぎ40%、背泳ぎ9.9%、バタフライ0.1%。だいたい、こんなもんでしょ。

なぜバタフライは少ないか? 体力がいる、技術がいる、練習がいる。

加えて、しぶきを上げる大げさな泳法だから。これ、目立つことが嫌いな日本人は避ける。皆が避けると言われると、やりたくなる性分なので、楽しみにしてました。

でも、悲しいことに体力・技術は無い。

今までは、指をくわえて見るだけでしたが、そこは水泳教室。できることから始めるわけです。

・両足そろえてビートする→反復、以下同

・2回ビートした直後に、右手を掻いて呼吸する

・2回ビートした直後に、左手を掻いて呼吸する

15m進むのに、地獄の苦しみ。もがきながら、遠慮なく水を飲む。

・2回ビートした直後に、両手を掻いて呼吸する

これがバタフライ。

先生「わかりましたね?」

生徒「はい、わかりました。でも、できません」と、全員で唱和する。

イメージだけは、あるんです。

水を両手で腰まで掻き、大きく開いて掌を前方へ放り出す。その後、先端では手の甲が内側に合わさっている。

鳳凰が、翼を広げて天空を翔ぶ姿。平泳ぎも両手を開きますが、あくまで魚類。バタフライは、鳥類。かっこいい。
そう思えなかったら、やりませんよ、こんな苦しいこと。