サインをもらって有頂天第一弾
皆さんは、「オトナ蔦屋」を経験しましたか?
去年、代官山にできた蔦屋。開店早々、友だちが興奮気味に電話をくれました。今年になって、渋谷区の代官山プールの帰りに寄って、うなりました。
確かに、「オトナ」だ。
商品が本とCDなので、本題はこれからもたびたび登場するでしょうから、今回はイベントの話を。
3月17日から25日まで、「暮らしの道具展」が開催されてました。TOOLS 2012。
旧山手通りに面して「オトナ蔦屋」3棟が建ってます。その裏手の敷地も一帯で設計されていて、自転車屋・写真屋・ペットショップ・レストランが点在し、回遊空間となっている。
一日遊べます。
僕も、24日は一日遊びました。
モノづくりワークショップが行われ、GEL CHOPが参加するというので、ワクワクしてました。
会場に着くと、女子のかたまり。何ごと? 工作好きの女子がこんなに多いはずがない。
すると、やおら5人のイケメンがハモリ出す。リハーサル始まる。
「誰ですか?」と、かたまりに訊く。
かたまりは、胸の前で手を合わせ、うるむ瞳で応える。「ル・ベルベッツです。5人とも音大出身で、テノール3人とバリトン2人」と、身をよじらんばかりに説明する。
コンサートは、クイーンのメドレーから始まる。
高齢者は、初めてキムタクの凄さを実感しました。デビューまもない5人組ですら、白昼堂々、公共の場で女子を丸裸にする。イケメンは不滅です。
アンコール後は、かたまり1人1人との2ショット&プレゼント贈呈タイム。
1時間ばかり続きます。1時間ばかり見てました。5人全員と撮る猛者もいて、こっちの風景のほうがコンサートよりおもしろい。
マネージャーが、強引に割って入らなければ、まだ続いていたでしょう。
さて、話は変わって、僕のほうの憧れGEL CHOP。2000年に結成された工作グループです。
去年、個展を見て、アイデアと技に「すでに、ここまでやってる連中がいる」と驚きました。弟子になりたいなぁ、と。
12月11日にブログを書きました。本「D.I.Y. DEPT」も買いました。
ほうきの柄が自転車のハンドルだったり、ハンマーのアタマが豚の貯金箱だったり、こぶのついたヘルメットとか、歯形の便座が付いたトイレとかの写真満載カタログ。
出て来るアイデアの量とスピードに、製作が追いつかないほどの、やりたい放題。おもしろいよ。
店番をしていたのは、写真のタカハシ・リョウヘイさん。
「サインしてください」と、本を差し出す。遅れてボスのモリカワ・リョウタさんも登場。もちろん、こちらも「サインしてください」。
会場には、彼らの得意技がありました。FRPでできた白色の木材のベンチ。どうせなら、クセのある作品を持って来て、集まった人々に見てもらいたかったよ。
これから、雑誌連載が始まるというから、GEL CHOPファンが増えるのでうれしい。
ワークショップでは、道具箱を作る。組み立ては簡単ですが、材料にヒネリがありました。
なんと、材料は高速道路に立てかけるドライバー向けの標識。
隣のブースを見て、納得しました。
皆さんは、首都高をご存知ですね? 正式には、首都高速道路株式会社。
その社内で生まれたグループが、CIRCULATION SHUTOKO。首都高で使われた、数々の標識板や案内幕を廃棄するのではなく、リサイクルしようという試み。
標識板は、部品に裁断してGEL CHOPとコラボしていたのです。スケボーのカタチに切り抜いたものもありました。
一方、CIRCULATION SHUTOKOは、主に入り口・出口で方面を案内する横断幕を活用したバッグを発表してました。
「繊維にビニールコーティングした、ターポリンという素材です」と説明していれた長谷川栄一さん。「近くのROOTOTEという店で販売してます」。
本人は、ターポリンのエプロンをしている。「これは、かみさんが作ってくれたもので、売ってはいません」。
なんだか、かっこいいね。
センスのいいリサイクルショップの「パス・ザ・バトン」とも協議中というから、こちらもどんな物が出て来るのか楽しみだ。
肝心のワークショップは、ターポリンを円形にくり抜いて、キーホルダーを作るというもの。挑戦しました。風雨に耐える素材なので、簡単には裁断できません。
いい(I)年(T)齢して、工(K)作愛ますます深まる。
28日のブログでも、ITK第2弾をやります。