ITK第3弾は、家まで工作する話
自治体のゆるキャラでは、「彦にゃん」が知名度で圧倒的でしょう。
そこで、負けるもんかと我が世田谷区・用賀商店街の「ヨッキー」のニュースをお届けします。なんと、保坂展人区長から「特別住民票」をもらった!
「ヨッキー」はピンクの猿で、町おこしでの活躍が認められ、このたびの表彰と相成った。
なぜ用賀商店街に猿なのか? 一帯にサルスベリの木が植わっているから。
それでいいのじゃ。
新聞の販売店には、その日に発行された新聞が張り出されてますね? あれ、読むのが好きなんです。江戸時代の町人が、お上の「お触れ」を読んでるみたいで。
天下の朝日新聞・地域面に載っていた記事を、拡大コピーし、かつ、赤枠で囲った堂々の「お触れ」。
きも〜ちニヤニヤしながら、今まで歩いていない方角へ散歩に向かう。
住宅街ですから、どこへ向かっているのやらわからず、いつの間にか環状8号線の大通りに出る。
すると、「カリフォルニア工務店」の看板が目に入る。
ピーンと来ちゃいますよ。ピーン、ピーン、ピーンと頭の中でベルが鳴る。
店内に入ると、ピーンどおりでした。
業でいえば、住宅や店舗のデザイン・設計・施行です。問題は、「どんな?」という点。
アメリカン・カジュアル。アメカジですから、こりゃ滞在時間が長くなりそう。
小屋が展示されてましたよ、お客さん。
バイクや自転車を入れたり、芝刈り機を入れたり、大工道具・ガーデニング道具・カヌー・サーフボードを入れる小屋。
場合により、オーディオを置いてリスニングルーム、本を置いて図書室、絵を描くアトリエ、植物を育てるサンルームと、つまり遊びの基地になり、秘密の小部屋になる。
たまりませんねぇ。待ってました。
プライベト山小屋、海の家にも使えそう。条件反射のようにセルジオ・メンデスが流れる。
こういう小屋でソーダでも飲みたい、と所有者のつもり。
「床と壁と屋根がパネルになってますから、1日で組み立てられます」と、説明してくれた柳田さん。
「え、組み立てられるんですか?」。小屋自身を工作できる。いい(I)年(T)齢して、工(K)作愛ますます深まる。ブログ3日間連続でITK報告です。
ドアは上下2分割できる、窓は下辺を押し出す式。なによりパネルで構成するので、レイアウトを変えられること。
すばらしい。
「このシリーズは、あくまで物置ですから、2〜3坪のサイズです」と柳田さん。
「ということは、住む家もあるんですか?」。
物置きはシダーシェッド、一軒家ならサーファーズ・ハウスというブランドで、どちらもDIYできる。
住むとなれば、基礎・断熱・キッチン・水回り・照明・換気・塗装にも目を向けなければ。
カタログを見ると、19坪弱平屋建てで1500万円から。26坪強2階建てで1800万円から。建て売り住宅より、断然こっちだよねぇ。
建て売りの、高級そうに見えるところがとっても貧乏くさい外壁には虫酸が走るので。
なにより間取りが自由にできるし、ポーチがあるし、吹き抜けがあるから。
ガレージもありました。
僕はクルマを持ってませんが、去年から山梨の高地・清里に通い出しているので、やっぱり、クルマは気になっているのです。
現地では、クルマがないとオハナシになりません。
ところで、この「カリフォルニア工務店」の店内、どこを向いても気分を出していて、このショールームに住みたいくらいです。
いちいち、こしゃくな道具や商品が、これまた、あって欲しいようにディスプレーされている。風景に気配がある。
すると柳田さん、驚くことを言う。
「親会社は耷(えい)出版社です」。
企画とデザインがすばらしい雑誌を連発する、あの耷出版社が、こんな事業もやっていたとは。
「北欧デザインハウスという店舗も展開してます」と、追加で驚く。
さすが、新規事業でも、気分をすくいとるのがうまい。
自転車通勤の彼、社員からして気分を出してました。やってくれます。