旅も音楽も、人を謙虚にするねぇ

企業は新入社員を迎える4月に、すでに来春卒業する学生の採用試験や面接を始めるんですね。

1日に始まった選考の解禁。

ここで人事・採用担当者に訊きたいことが一つあります。

学生に「何をやりたいか?」問う前に、あなた自身は、何をやりたいのでしょう。

答えられないのが、正直な答えでしょう。やりたいことが明確な人を、世間では奇人・変人と呼びます。

常識人を採用したいのに、奇人・変人基準を押し付ける可笑しさ。

一方、選ばれる学生のほうも、これから「不採用通知」を連日受け取ることになる。

「自分が社長なら、自分を採用するだろうか?」と胸に手をあててみる。

不採用が、正直な答えでしょう。だから、グレないでねとリクルートスーツの諸君・諸嬢に声をかけたいよ。

Don't worry,Be happy.



大田区民ホール「アプリコ」で、コンサートを聴いてBe happyでごじゃりました。

去年から始めた、クラシック演奏会通い。たいがいは、アマチュア楽団です。

なぜなら、プロもアマも演奏の違いがわからないから。プラス、アマ演奏会には音楽以外の楽しみもあるから。

大田区ハイドン室内管弦楽団の後援会に入りませんか?」とロビーで誘われる。

定期演奏会ばかりでなく、団員との交流会もあるというので、申し込みました。

「楽器を演奏できなくても、いいんですか?」

「もちろんですよ。私は弁護士ですが、いつも聴くだけ」

あぁ、いかにも普通の人が音楽を楽しむ風景だね。

シューベルト  イタリア風序曲

モーツアルト  交響曲第39番

・ベートーベン  交響曲第6番「田園

どれも、春らしい、ウキウキする爽快な曲。人、自然を発見するの図が浮かぶ。

席は、前から7列目。ということは、視線が舞台と同じレベル。ということは、バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスしか見られない。

上手でしたから、6人のコントラバスが真正面。2mはあろうかという巨大楽器。それを、バーで見かける支柱の長い椅子にお尻をひっかけて弾く。

不思議なもので、気になり出すとコントラバスの音を耳が拾うようになる。

曲に、ふくらみを感じる。

演奏が終わって、ツカツカと舞台に駆け寄る。

「(コントラ)バス椅子といいます」と教えてくれる。

「それにしても、年季の入ったコントラバスですね?」

「200年前のもので、ウィーンで買いました」と大庭芙
由子さん。重さ10kgもあるというから、長い演奏になると体力がいるでしょう。

マチュア楽団とはいえ、彼女は芸大を卒業して、現在は音楽を教えている人なので、純粋なアマではない。

という妙齢女子から、ミャンマーのスーチー女史に似た東洋型美人までの演奏者たち。男性も新入社員世代から、60・70歳代まで。

白髪が、かっこいい。

「後援会の方には、前回のコンサートのCDを差しあげてま〜す」の声にひかれて、もらいましたよ去年11月19日に参加した演奏会のCD。

モーツアルト  「ポストホルン」セレナーデ 第4楽章・ロンド

まるで覚えてない。