ベリー遅ればせながら、青春じゃあ

見よ、この堂々のマーチングバンド。

今週、初めてのプール訪問で、バス停を降りると聴こえてきました。デイパックから、あわててカメラを取り出す。

バラが植わった、長いコンコースを周回して練習してました。

ブラスバンド、わけてもマーチングバンドは健全な青少年の象徴で、健全な部活動をしなかった我が身のふがいなさ、いやというほどすりこまれたひと時。

だから、泣けて泣けて。

全体を撮る、キャプテンを撮る、楽器を撮る。ブラスの輝き天空を写し、後続の青い旗は回転して歓呼に応える。

最前列でトロンボーンを吹く少女の目、なんて美しいんでしょ。音だけを真っすぐに聴いている瞳。久しく出会ってませんでした。

左手の親指を輪にかけて、その若々しい力強さ。右手は広げ、純情なピンク色の肌は、それだけで栄光のきらめき。

そういえば、「音だっち」ツネツネもトロンボーンを演ってたと言ってたねぇ。それだけで誇れる財産だと、これは断言できる。

・本日のおすすめ  ゆず 栄光の架け橋

おまけで送られて来たのが、鳥肌が立つ名場面。

アテネ五輪 水泳800m 柴田亜衣

シーン2/2も当然見る。もらい泣きする。

女子最長の自由形です。どれほど過酷か、50mを31〜32秒台で800m泳ぎます。乱れない、フォームが美しい。

僕も、プールで4泳法を練習。気分だけはスイスイ池の鯉ながら、タイムは50mを余裕で2分前後でしょうか。

それでも、水泳教室で習ったことは、数々あります。

一番のポイントは視線です。

クロールは、水底のラインを見続ける。それまでは、左右に首をふってました。

平泳ぎは、両手を掻いた後に突き出す時、急いで水底後方を見る。それまでは、前を見てました。

背泳は、後方の壁を見る。それまでは、天井を見てました。

バタフライは、潜る時水底を見、その後一気に水面を見て突き抜ける。それまでは、やってません。

視線の方向が、動作に先行する大切さ。



8日に五輪選考会が終わって、9日からは代表合宿が始まる。高校生4人を含め、総勢27人。

もう、体が違います。大胸筋、腹筋はもちろん、背筋の凄さ。テレビで見てもわかる。

追加で競泳界にうれしいニュース。

GMOクリック証券が金メダルに3000万円の報奨金を出すという。銀は300万円、銅は100万円。それほど、金は特別な存在。

ならば、サッカーなでしこは、300億円ほどもらって当たり前。沢穂希さん、あなたはバスケットのジョーダンのようにチームのオーナーになれるほど収入があってこそ、ふさわしい。早く、復帰してほしい。

1時間ほど見ていたマーチング・バンド。

「ところで、何という曲なんですか?」と指導の先生に訊く。

ハリウッド万歳です。全部で4曲やりますが、今日は、この曲の練習です」

「どこで?」

「5月3日に横浜で、5日は銀座で」

ああ栄冠は、高校球児だけでなく、高校ブラバンたちにも輝く。