新品で初泳ぎ、これで何年もつか?
水泳教室のある砧公園のプールで自主トレしていると、同級生2人とバッタリ出会う。爺さん同士のクラスメート。
「本日から、新しい海パンで練習します」と、下腹部をパンパン。
「おや、やる気だしてますねぇ」。
Tシャツの首まわりは、あれで何年着るとよれてくるのでしょう? 3〜4年で?
僕の海パン、10年は使ってました。どうなるか?
全体によれる。特に、ウエスト回り。
次に、お尻の縫い目がほどけます。かみさんに急遽縫ってもらう。ほんとに大丈夫かと確かめると、おそろしいことを発見しました。
繊維が薄くなってる。
それでも1ヶ月は使っていたでしょうか? 「今回大丈夫なら、次回もほずれたりしないだろう」と。そして、はく時には、事前に引っ張って裂けないか確認する。
先週、さすがにまずいと観念して、図書館の帰りに表参道駅で降りる。
今年2回目の団体鯉のぼり見学。「子供の城・青山円形劇場」の前。もう、うれしくてねぇ。
音は、グリーグ。
巨大な鯉の背に、坂田怪童丸・金太郎が馬乗りにしがみついている絵柄のものを見つける。これ、やってみたいよ。
夏の海で、バナナの形をしたボートにまたがって遊ぶのがあるでしょ? 一直線に引っぱられるのではなく、予測不能に左右にぶれれば、尚可。
表参道の大通りは避けて、裏道で明治通りまで出る。
ユニクロが、人気デザイナーを起用して新しいラインを発表したらしい。「ユニクロ・アンダーカバー」と、「ユニクロ・イノベーション・プロジェクト」。
高橋盾さんと、滝沢直己さん、共に知らなかった。どんなデザインなんでしょ?
新装開店した東急プラザには、ユニクロがあるかな? と交差点に到着。すごい、人だかり。女子率高し。
ひとまず、エスカレーターに乗る。フロアマップをもらう。ざっと見る。え? 男子物は、あまり置いてないの? 混雑たまらず、1階にもどる。
ガードマンに訊く。「なんとかイーグルは、何階でしょうか?」。
「アメリカン・イーグルですね。明治通り面した1階にあります」。
こちらも、延々長蛇の列。こりゃ、夏休み過ぎまでダメだあきらめる。この場所、かつてはGAPがありました。GAPと、どこが違うのか楽しみだったのですが。
格安スーツで名前を売った青山商事が、販売代理権をとって出店した第1号店だそうです。ビジネスシーンもどんどんカジュアル化しているので、スーツ一本やりでは将来性がないのかな?
しばらく眺める。
ピンク地の紙袋を手に提げた女子、続々、店から出て来る。AMERICAN EAGLE OUTFITTERSの白文字。ああ、これが正式のブランド名なのね。
交差点を渡り、坂を上がって原宿駅に向かう。
靴で作ったクモに出会う。「何じゃ、こりゃ?」。
NIKEの店でした。運動靴も、これからのシーズン用に各社、熾烈な新商品競争をしてます。広告を読んでいると、どの商品も理屈にかなった設計ですから、迷う。
長く走れる、エネルギーロスがない、水はけがいい、ウォーキングに最適。
内装にも関心があるので、入る。
うまい展示をしてました。全サイズを並べてあるんです。これでお客が納得したら、次にデザインを選ぶ。つまり、「現品かぎり」じゃない、ということ。
在庫が完璧じゃないと、この展示はできないでしょう。きまぐれなお客を、数で納得させる。逃げられません。
壁に英文あり。
If you have a body, you are an athlete. Bill Bowerman
「ビル・ボアマンって、誰ですか?」。
「あぁ、ビル・バウアーマンですね。ナイキの創立者です」。
高校時代に陸上をちょっとやっていたので、NIKEは知ってました。ニケと読んで恥かきました。再び、恥をかく。
それにしても、いい言葉だ。
ついでに「海パンは売ってますか?」。
「ここはシューズ専門で、水泳用品はスポーツ専門店でお願いしてます」ですと。
最初の目的地オッシュマンズに、やっと到着する。
海パンと水中メガネを買う。海パンは膝上までのヤツ。水中メガネは度付きのヤツ。
10年前もオッシュマンズで買ったのです。もう分身ですから、捨てられません。
19日から始まった水泳教室。応募者多数で、僕は抽選で当たりました。
爺さんクラスメートの1人は、かわいそうに選外。
「落ちちゃったそうですね?」。
「落ちたんじゃありません。漏れたんです」。
その意気があれば、まだまだ長生きできます。