「だっち商店街」は、今日もにぎわう
地下鉄「代々木公園駅」を降りる。困る。道を尋ねる店がない。
しかたがないから、にぎやか方面にとにかく歩く。「あ、ここにあったのか。こういう店なら、知ってるはず」と、においでわかる。
「リズム&ブックス」。ビジュアル本、わけてもチェコとかキノコとか「暮しの手帖」なんぞ、雑貨・おもちゃ感覚で古本を商ってます。
古本屋さんの新潮流。店主は、たいがいうら若き女子。本人は笑って「商売だ」と言い張るでしょうが、ほんとは「こういう部屋で、寝起きしたい」のよ。いいねぇ。
地図を訊いて、また歩き出す。
「山手通りの整備のあらまし」看板に出くわす。工事好きですから、大小パネルを熟読する。
・歩道の幅員を広げる
・電柱をなくす
・自転車レーンをつくる
・車道との段差をなくす
・車道に停車帯をつくる
・大型車の荷下しスペースをつくる
現在、渋谷区の松濤から初台までやっている。計画では、中野坂上・東中野・中井・椎名町・要町と豊島区まで延々行く。
高いケヤキ、低いツツジにアベリアを植える予定だが、今は植栽がないのでサッカーができるほど広々してます。
「フェンスに寄りかからないでください」「落書きは犯罪です」。気を付けましょうね。
「今週の主な作業予定」というのもありました。
・下水撤去
・区道擁壁工事
・アス・コン塊、残土搬出
アス・コンって何?
「危険予知活動表」を読む。
・危険のポイント 私たちはこうします
と、2欄があり、下は空欄。毎日、班長が何か書き込むのでしょうか?
「発注者名:首都高速道路株式会社」
料金のかからない一般道も、首都高の縄張りなの?
街築工事、仮設工事、解体工事、歩道橋基礎他工事と、請け負う建設会社の許可票がズラリ出てました。
「資格名」欄に、「一級土木施工管理技士」というのはわかる。「10年以上の実務経験」って?
あぁ、おもしろかった。
前に、世田谷観音でやっていた「世田谷てづくり市」に行きました。会場でもらったチラシを見て、今回は代々木八幡宮でやっている「渋谷てづくり市」訪問。
ジム・ホールでリラックス。
境内に、約100店。店主は圧倒的に女性。
前回同様、まず、手づくりの食べ物・飲み物のブース。ファッションとアクセサリーの店。
これで、ほぼ95%を占めます。てづくり市の構成がだいたいわかってきました。
参道を歩いていると、竪穴式住居とおぼしきものあり。
代々木八幡宮は、標高32mの台地にある。区で発掘したところ、加曾利E式土器が出て来た。加曾利E式ですよ、わからないけど。
それに柱の穴の跡も見つかる。
で、復元したのです、4500年前の住居を。当時の人と話したいよねぇ。「ローンで買ったの?」とか。
この竪穴式住居前でTシャツやトートを売っていた2人組がHANGYOMANS。ブランド名はDAILY LIFE。
「よく、半魚人って言われるので。ユニットで活動しているから、ズを付けました」。
どこの手づくり市に出店するにしても、うしろの竪穴式住居とセットで行けばいいと思います。
「イラストレーターですか?」。
「生まれた時から画家です。30年やってます」。こうこなくちゃいけません、画家は。
彼が着ているdoko iku?Tシャツは、売れ筋だそうです。画家は放浪しなくてはいけません。
僕が買ったのは、マスクをしているHelloトート。これで、5月下旬から絵の学校に通います。
思わず、足が止まったブースもありました。ポンプに入った芋のお菓子のようなもの。
なんだかケーキみたいな石けんもならぶ。
kakapoせっけん。よもぎとか、米ぬかとか、はちみつとかを含んだ石けん。詳しくはホームページを見てください。
「オリーブオイルで作ってます」。
訊きました。石けんって、油で作るんですね。油があれば、石けんは作れる。
「この中に水を入れて、溶けたらハンドソープになります」と、先ほどの物件を説明する。
おもしろいこと考えたねぇ。
僕が買ったのは、ココナッツオイルも配合したひも付きの石けん。手を洗うのが好きだから、1ヶ月持たないかもしれない。
そうだ、しばらく飾っとこ。