1年目とは違う清里にしたいよ
座右の散歩本「東京『スリバチ』地形散歩」皆川典久著を改めて見入ってます。内、渋谷のページ。
NHK方面の宇田川と、原宿方面の渋谷川(キャットストリート)は、暗渠で合流し、駅から渋谷川となって恵比寿方面に流れる。
駅の南部には、桜丘・南平台・鉢山・代官山・西郷山があります。
固有の地名で覚えてましたが、谷に対して、丘や台地や山が広がっていたんです。落差10mの坂。ちゃんとした凸凹。
渋谷の「こもれび大和田図書館」から、代官山駅までを裏道散歩しました。
前はこの方向、上り坂がきついだけだったので、なるべく避けていました。「スリバチ」本を読むようになってから、地形を歩いている納得感が出てきました。きついのは変らないけど。
基本住宅街ですから緑が多い。
音は、ファブリッツィオ・ボッソ。
春夏に向け、ぽつんポツンと新装開店が増えたんじゃないかい?
旧山手通りに出る。オトナ蔦屋のある通り。エジプト大使館隣のBESS展示場。
あるのは知ってましたが、初めて入る。アウトドア志向の家々が並ぶ敷地。
去年、清里で初遊びをしたので、今年はどんなものかと。
刺激されたこと10に対して、実行できたことは1くらい。家々を眺めていて、刺激がよみがえりました。
まず、薪。
ストーブといい、薪割りといい、これはほんとに気分が出ます。現地レストランで何時間も見ていましたが、飽きない。
丸太、集めてあります。チェーンソー、買いました。斧、買ってません。ストーブは、ドラム缶を加工しようかな。
その前に、木を乾燥させなくてはいけません。ということは、そろそろ出向いて準備をしなければいけない。でも、まだ寒そうだね。
ほんとうは、4月から移住するつもりでいました。冬から春、そして夏の移り変わりを樹木や花や空気で味わえるので。
決めたことにチャランポランなのは変わらない。目覚め、準備し、実行し、改良するって、仕事じゃないんだからさ。相変わらず「あれもやりたい、これもやりたい」。
散漫だねぇ。
BESS展示場にあったログハウスには、軒下に薪の束が置かれていて、気分出してました。
モデルのログハウスに入ってみる。
土間仕様に、ストーブが置かれている。土間を施工することもできるんだ。これなら、外と地続きになるから遠慮なく遊び道具を持ち込める。自然と室内が解け合う場所。
これにウッドデッキが延長されれば、こわいものなし。
いいねぇ。
家に、塗装や工作もしたくなる。
「ずいぶん、部屋がありますね?」。
「普通に住む家として設計してあるからです。もちろん、壁を取ることもできます」と、有田さんが説明する。
つまり山小屋として建てるのではなく、自宅として建てるログハウスということ。だから、部屋数が普通の家並みにある。
水戸に住んでる従兄弟の自宅も、ログハウスです。なんとなく、気分が遊ぶのは確か。
部材はフィンランドから輸入していると説明される。いかにも、森の国の家。
木材の量は、一般の木造住宅の3倍だそうです。構造体・仕上げ材すべてが木材のログに対し、柱と梁だけ木材を使う違い。
もう1軒見ました。
まるごと木材のログハウスではなく、壁の1〜2面だけをカラー鋼板で作る家。
「ガルバリウム鋼板といいます」。
色は選べます。どれも抑えた色調ですから、自然になじむ。加えて、クールというのがウリ。ブランド名は「ファントム・マスク」。
直線・平面がない自然の中に、あえて人工的な幾何面を挿入する。緑に囲まれた中に、コンクリとガラスでできた美術館を建てるのと同じ発想の設計です。
清里で見かけました。この家のことだったんですねぇ。
「東京生まれですが、埼玉にログハウスを建てました」と、有田さん。
もう、休みの日には次から次へと遊びのアイデアが浮かんでくるんじゃないの?